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ドジャース テオスカー再契約に向けて「隔たりがある」と米報道

2024.12.10 17:21 Tuesday

 ドジャース残留を熱望し、ドジャースとの再契約が濃厚とみられていたテオスカー・ヘルナンデスだが、どうやら両者のあいだには埋められないほどのギャップ(隔たり)があるようだ。一時は「再契約に向けて細部を詰めているところ」との報道も出ていたが、日本時間12月10日に米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者が報じたところによると、両者は「隔たりを埋めることができないでいる」という。フアン・ソトの争奪戦に敗れた球団が獲得を狙っており、テオスカーのドジャース残留は実現しないかもしれない。

 現在32歳のテオスカーは他球団からの複数年契約のオファーを蹴り、今年1月にドジャースと1年契約。154試合に出場して打率.272、33本塁打、99打点、12盗塁、OPS.840の好成績を残し、3年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、3年ぶり3度目のシルバースラッガー賞も受賞した。シーズン途中からドジャース残留を希望していることを公言してきたが、どうやら交渉はスムーズに進んでいないようだ。

 ドジャースとテオスカーの交渉が難航するあいだに、ソトの争奪戦が決着。争奪戦に敗れたレッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズはいずれも「プランB」としてテオスカー獲得に興味を示していることが報じられている。同じFAのアンソニー・サンタンデール、トレードではコディ・ベリンジャー(カブス)など、ほかにも選択肢はあるが、これらの球団の参戦により、テオスカーに関して「ドジャースとの再契約が濃厚」と言えるような状況でなくなってきていることだけは間違いない。

 ドジャースは来季再びムーキー・ベッツが正遊撃手を務める予定のため、トミー・エドマンはほぼ正中堅手に固定されることになる。外野両翼のうち1枠は新加入のマイケル・コンフォート(左打者)と今季デビューしたアンディ・パヘス(右打者)のプラトーン起用で埋められるが、もう1枠が空席の状態だ。テオスカーとの再契約が実現すれば、来季の外野の布陣が固まるが、クリス・テイラーやジェームス・アウトマン、有望株ドルトン・ラッシングなどもいるため、適正価格以上のオファーを提示してまでテオスカーを引き留めたいとは考えていないのだろう。

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