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メッツがブレグマン争奪戦に参戦か アロンソとも引き続き交渉中

2024.12.15 13:14 Sunday

 ヒューストンのテレビ局「KPRC」のアリー・アレクサンダー氏が報じたところによると、アストロズからFAとなっているスター三塁手アレックス・ブレグマンの争奪戦にメッツが加わったようだ。アストロズは依然としてブレグマンとの再契約を目指しているが、カイル・タッカーとのトレードでイサーク・パレイデスを獲得したため、再契約の可能性は低くなったとみられる。ブレグマンにはメッツとアストロズのほか、ヤンキース、レッドソックス、タイガースが興味を示していることが明らかになっている。

 現在30歳のブレグマンは2015年ドラフト1巡目(全体2位)指名でアストロズに入団し、翌年7月にメジャーデビュー。不動の正三塁手としてアストロズの黄金時代を牽引し、今季限りで5年1億ドルの契約が終了してFAとなった。2019年には打率.296、41本塁打、112打点、119四球、OPS1.015という自己最高の成績をマークしたが、2020年以降の5シーズンは打率.261、OPS.795にとどまっており、今季は打率.260、26本塁打、75打点、44四球、OPS.768と自己ワーストのシーズンに。ただし、守備面では自身初のゴールドグラブ賞に輝いた。

 ワールドシリーズ制覇2度、オールスター・ゲーム選出2度(うち1度はMVP受賞)、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を各1度という輝かしい実績を誇るブレグマンには少なくとも5球団が興味を示しており、そのなかには再契約を目指すアストロズも含まれている。ただし、アストロズは強打者タッカーとのトレードでカブスからパレイデス、有望株キャム・スミスという2人の三塁手を獲得。ブレグマンと再契約を結ぶ可能性は低くなったとみられている。

 メッツは自軍からFAとなったピート・アロンソとの再契約に向けた交渉を継続しているようだが、もしブレグマンを獲得した場合、正三塁手マーク・ビエントスの一塁コンバートが決定的となるため、その時点でアロンソと再契約を結ぶ可能性は消滅するだろう。ブレグマンを獲得するのか、それともアロンソを引き留めるのか、大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーの選択に注目が集まりそうだ。

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