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ブレーブスが外野手補強 今季21本塁打のデラクルーズと契約合意

2024.12.16 11:18 Monday

 日本時間12月16日、ブレーブスがパイレーツからノンテンダーFAとなっていたブライアン・デラクルーズと1年契約を結んだことが明らかになった。年俸が保証された契約ではなく、メジャー登録期間とマイナー登録期間で年俸が異なる「スプリット契約」となっているようだ。左ひざ前十字靭帯断裂で長期離脱を強いられているロナルド・アクーニャJr.が復帰するまでのあいだはレギュラーとして起用される可能性があり、アクーニャJr.の復帰後はジャレッド・ケルニックとのプラトーン起用が予想される。

 現在28歳のデラクルーズはドミニカ共和国出身の外野手。2021年にマーリンズでメジャーデビューし、1年目は58試合で5本塁打、2年目は115試合で13本塁打、3年目は153試合で19本塁打と年々本塁打を増やしてきた。メジャー4年目の今季はマーリンズとパイレーツで合計149試合に出場し、打率.233、21本塁打、68打点、5盗塁、OPS.655を記録。本塁打数は自己ベストだったが、年々打撃が粗くなり、OPSは1年目から.783→.726→.715→.655と下がり続けている。年俸に見合う活躍が期待できないと判断され、11月下旬にパイレーツからノンテンダーFAとなった。

 米公式サイト「MLB.com」でブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は「もし今日シーズンが始まるとすれば、センターにマイケル・ハリス2世が入り、外野の両翼にはケルニックとデラクルーズが起用されるだろう」と予想。左ひざ前十字靭帯断裂で長期離脱しているアクーニャJr.が来季の開幕に間に合わないため、ブレーブスはアクーニャJr.復帰までのつなぎ役となる外野手の補強が急務だった。ただし、デラクルーズはマイナー・オプションを残しているため、スプリング・トレーニングで調子が上がらないようであれば、マイナーで開幕を迎える可能性もある。

 デラクルーズがメジャーのロースター入りを果たした場合、アクーニャJr.復帰後は左打者のケルニックとのプラトーン起用が有力だ。現在25歳のケルニックはブレーブスに加入した今季、131試合に出場して打率.231、15本塁打、45打点、7盗塁、OPS.679を記録。相変わらず左腕を苦手としており、対左腕は打率.206、1本塁打、OPS.515に終わった。

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