ドジャースがボーティとマイナー契約 内野のバックアップ要員か
2024.12.16 13:13 Monday
米メディア「ジ・アスレチック」でドジャースを担当するファビアン・アルダヤ記者によると、ドジャースはカブスからFAとなっていたデービッド・ボーティとマイナー契約を結んだようだ。ボーティはマイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。ボーティは二塁と三塁を中心に、内外野の全ポジションを守れるユーティリティ・プレーヤー。基本的には内野のバックアップ役を務めることが予想される。
現在31歳のボーティは2012年ドラフト18巡目指名でカブスに入団。メジャーデビューした2018年に74試合で打率.239、6本塁打、33打点、OPS.727をマークすると、翌年4月には2020年から始まる5年1500万ドルの契約延長を与えられた。しかし、2019年こそ127試合で打率.257、11本塁打、41打点、OPS.784とまずまずの結果を残したものの、短縮シーズンの2020年は45試合で打率.200と低迷。それ以降も故障に悩まされて本来の実力を発揮できず、2022年オフにはロースターの40人枠から外され、2023年はメジャーでの出場機会がなかった。
今季は2年ぶりのメジャー復帰を果たし、37試合に出場して打率.304(46打数14安打)、0本塁打、6打点、OPS.724を記録。マイナーAAA級では28試合に出場し、打率.259、7本塁打、15打点、OPS.887をマークした。来季は年俸700万ドルの球団オプションとなっていたが、カブスはもちろんオプション破棄を選択。ボーティはバイアウトの100万ドルを受け取り、FAとなっていた。
ドジャースの内野陣は、一塁に不動のレギュラーとしてフレディ・フリーマンがおり、来季はムーキー・ベッツが再び正遊撃手を務める予定。二塁はギャビン・ラックス、三塁はマックス・マンシーがレギュラーを務め、控えにはベテランのミゲル・ロハスもいるが、ロースターの40人枠に内野手として登録されているのはこの5人だけである。外野手登録のトミー・エドマンやクリス・テイラーも内野を守れるが、ボーティをマイナー契約で確保したのは、今季のように故障者が続出したケースに備え、選手層を厚くしておきたい思惑があるのだろう。