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ドジャースがテオスカーの代役獲得を検討 カブス・鈴木も候補に

2024.12.22 11:21 Sunday

 今季ドジャースのワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、残留を熱望しているテオスカー・ヘルナンデスだが、球団側と選手側の希望条件に大きな隔たりがあり、再契約に向けた交渉は思うように進展していない。そんななか、ドジャースはテオスカーの代役となる右打者の獲得を検討し始めたようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、パドレスからFAとなっている金河成(キム・ハソン)のほか、ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)や鈴木誠也(カブス)が候補になっているという。

 トレードの対価が必要でないという点において、ドジャースが最も獲得しやすいのはキムだろう。現在29歳のキムはメジャー3年目の2023年に打率.260、17本塁打、60打点、38盗塁、OPS.749をマークする活躍を見せ、守備面ではアジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を受賞。しかし、パドレスとの契約最終年となった今季は121試合で打率.233、11本塁打、47打点、22盗塁、OPS.700と成績を落とした。8月中旬には右肩を痛めて離脱し、結局手術を受けることに。来季の開幕には間に合わない可能性が高い。

 現在27歳のロバートJr.はチーム再建中のホワイトソックスからの放出が噂されている。メジャー4年目の2023年に打率.264、38本塁打、80打点、20盗塁、OPS.857と自己最高の成績を残し、大谷翔平(当時エンゼルス)と本塁打王のタイトルを争ったが、今季は100試合に出場して打率.224、14本塁打、35打点、23盗塁、OPS.657と低迷。「30-30」や「40-40」を狙えるポテンシャルを秘めているだけでなく、最長で2027年シーズンまで保有できる点も魅力だ。

 現在30歳の鈴木はメジャー3年目の今季、132試合に出場して打率.283、21本塁打、73打点、16盗塁、OPS.848をマークした。カブスは今オフ、コディ・ベリンジャーを放出したものの、カイル・タッカーを獲得しており、鈴木は来季も指名打者での起用が濃厚。外野手として起用してくれるチームへの移籍であれば、鈴木はトレード拒否権を破棄する可能性もあるが、そもそもカブスは鈴木の放出に前向きではない。ドジャースは鈴木も獲得候補に挙げているようだが、実際に鈴木のドジャース移籍が実現する可能性は限りなく低いと思われる。

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