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【2024年シーズンTOP PLAY③】2024年シーズンを盛り上げたのは選手だけではない!

2024.12.26 12:05 Thursday

 ノーヒッターや前人未到の「50-50」など、2024年シーズンの好プレーを紹介してきたが、最後はシーズンを盛り上げた選手以外の「好プレー」トップ5を独断で選出。なかには「珍プレー」や世界一有名になったあの愛犬の勇姿も。

5 ボールボーイのファインプレー 3月30日(日本時間31日)

 菊池雄星(当時ブルージェイズ)の今季初登板となったレイズ戦。7回のレイズの攻撃、二死1・2塁で1番のジョージ・スプリンガーが放った一塁線のファウルボールに、ボールボーイが横っ飛びでキャッチ。ボールをスタンドに投げながら、何事もなかったかのような平然とした顔で待機位置に戻っていった。

4 スタンドの魔術師 4月14日(日本時間15日)

 ドジャー・スタジアムでのパドレス戦。4回に先頭のマニー・マチャドが放った打球は、左中間スタンドのドジャースファンのもとへ。グラブを持った男性ファンがキャッチすると、すぐさまボールをフィールドに投げ返した。しかし、そのボールはホームランボールではなかった。現地の中継局の取材に「パドレスが打った本塁打は投げ返さないとドジャースファンにブーイングされる。だから、ダミーのボールをポケットに入れて準備していた」と答えた。

3 「歴史を見るために数学をサボった」少女 9月19日(日本時間20日)

 大谷翔平が前人未到の「50-50」を達成したマーリンズ戦。偉業達成で右手を上げてスタンドのファンの声援に応える大谷のうしろで「I SKIPPED MATH TO WATCH HISTORY(歴史を見るために数学をサボった)」のメッセージを掲げた少女が映るとネット上で話題に。MLB公式X(旧ツイッター)でも「大谷翔平は君に必要な数学をすべて与えた」とのメッセージとともに、画像が投稿された。

2 ミツバチの襲来に地元のヒーロー登場 4月30日(日本時間5月1日)

 ダイヤモンドバックスのホーム、チェイス・フィールドで行われたドジャース戦は、試合開始が1時間55分遅れた。その理由が、バックネットの上部に群がったミツバチのせいだった。チームは地元の駆除業者を呼び寄せ、ミツバチが無事駆除されると、その駆除業者が一躍ヒーローに。急遽始球式に登場、その後はトレーディングカードになるなど話題となった。

1 MLB史上初の「犬」の始球式 8月28日(日本時間29日)

 大谷翔平と愛犬「デコピン」のボブルヘッドが配布され、5万人を超えるファンが押し寄せたこの試合。始球式を務めたのは「デコピン」だった。犬の始球式はMLB史上初。マウンドからボールを咥えて、一直線にホームに駆け寄り、ベース手前で離したボールはベース上を横切り大谷の手に。世界一有名になった「デコピン」の勇姿にスタジアムは大いに盛り上がったが、大谷も負けてはいない。この日、1本塁打2盗塁で史上2人目の「42-42」を決め、チームも勝利。「1人と1匹」が活躍した日となった。

 選手の笑える「珍プレー」も緊張感のあるゲームをより楽しませてくれるが、選手以外も負けてはいない。来季もまた「選手以外の好プレー」が見られることに期待だ。

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