【City Connect Uniforms解説⑮】偉大な球団OB ハンク・アーロンを称えるデザインの数々
2024.12.26 12:21 Thursday
2021年に導入されたシティコネクト・ユニフォーム。本拠地を置く地域の文化や特色をモチーフとしており、1つひとつのデザインに注目すると、チームと地域のつながりや歴史を感じられる。ブレーブスが2023年の「ある記念日」当日に初着用したユニフォームには、偉大なスラッガーを象徴するデザインが散りばめられている。
ブレーブスの選手が初めてシティコネクト・ユニフォームを着て臨んだ試合は、2023年4月8日のパドレス戦だった。この日はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破ってから49周年の記念日で、その名誉を称えるため、当時のブレーブスのユニフォームを参考にしたデザインとなっている。
襟の内側には、アーロンが最多本塁打記録を更新した際にスコアボードに表示された数字「715」が刻まれ、袖は本塁打王への敬意を示したクラウンデザインに。ジョックタグの上部とキャップのつばの裏側にはアーロンのモットー「Keep Swinging」と、背番号「44」が記された。
左胸とキャップにあしらわれた「A」のロゴは、1974年のユニフォームの色を取り入れている。「The A」とはアトランタの愛称で、アトランタのためにプレーすることを示している。
本拠地トゥルイスト・パークにあるブレーブス・クラブハウス・ストアで購入されたシティコネクト・ユニフォームの売上の一部は「ハンク・アーロン基金」に寄付されているそうだ。ブレーブスはアーロンを称えると同時に、アトランタの名を背負いながら戦う。