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オリオールズはホフマン獲得を見送り 右肩の状態に懸念あり

2025.1.11 11:27 Saturday

 日本時間1月11日、ブルージェイズはFAのジェフ・ホフマンと3年契約を結んだことを発表した。しかし、「FanSided」のロバート・マレー記者によると、ホフマンはブルージェイズと契約する前に、オリオールズと3年4000万ドルで合意していたようだ。しかし、オリオールズはホフマンの身体検査の結果を見て、契約を見送ることを決断。その後、ほかのリリーバーの獲得に動き、アンドリュー・キットリッジと1年1000万ドルで契約した。

 マレー記者が関係者から得た情報によると、オリオールズはホフマンの右肩の状態に不安があると判断したという。ホフマンは2023年のフィリーズ移籍後にブレイクし、直近2年間で122試合に登板して防御率2.28と安定したパフォーマンスを披露。今オフのFA市場ではタナー・スコットと並んでトップクラスのリリーバーの1人であり、複数の球団が獲得に興味を示していた。ここ2年、故障離脱はしていないが、オリオールズはホフマンとの契約を見送ることを決断した。

 マレー記者によると、オリオールズとの契約合意が白紙に戻ったあと、ホフマン陣営はブルージェイズとの契約交渉を加速させ、最終的には3年3300万ドルで合意。オリオールズの3年4000万ドルから減額された形となったが、最大600万ドルの出来高が設けられており、ホフマンは投球イニング数の条件をクリアすることで3年3900万ドルを受け取れる可能性がある。

 一方、ホフマンとの契約を見送ったオリオールズは、FA市場に残っていた別のリリーバーに目を向け、昨季ナ・リーグ最多の37ホールドを挙げたキットリッジを獲得。故障リスクのあるホフマンと契約するのではなく、実績のあるベテラン右腕との単年契約という「安全策」を取った形だ。

 オリオールズの選択は正しかったのか。それはブルージェイズと3年契約を結んだホフマンの今後3年間のパフォーマンス次第ということになりそうだ。

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