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パイレーツが外野手補強を狙う グリチック、バーデューゴに興味

2025.1.11 12:49 Saturday

 ヤンキースからFAとなったアレックス・バーデューゴに興味を示していることが報じられているパイレーツだが、バーデューゴだけではなく、ダイヤモンドバックスからFAとなったランドール・グリチックにも興味を示しているようだ。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が伝えている。パイレーツは左翼にブライアン・レイノルズ、中堅にオニール・クルーズがいるものの、正右翼手が不在の状況。安価で打てる外野手に目をつけている模様だ。

 現在28歳のバーデューゴは2017年にドジャースでメジャーデビューし、2020年2月にムーキー・ベッツとのトレードでレッドソックスへ移籍。2023年12月にはヤンキースへトレードされ、昨季は149試合に出場して打率.233、13本塁打、61打点、OPS.647と苦しんだ。本来は3割近い打率を期待できる好打者であり、強肩好守を計算できるのも魅力。昨季の成績を考えると、それほど高額な契約にはならない可能性が高く、パイレーツにフィットする選手の1人と言えるだろう。

 現在33歳のグリチックは2014年にカージナルスでメジャーデビューし、2018~21年の4年間はブルージェイズでプレー。2022年以降はロッキーズ、エンゼルス、ダイヤモンドバックスを渡り歩いており、昨季はダイヤモンドバックスで106試合に出場して打率.291。12本塁打、46打点、OPS.875をマークした。近年は対左腕要員としてプラトーン的に起用されるケースが増えているが、パイレーツにはジョシュア・パラシオス、ジャック・スウィンスキー、裴智桓(ペ・ジファン)など左打ちの外野手がおり、その点は問題なさそうだ。

 パイレーツ打線の貧弱さや野手陣の層の薄さを考えると、グリチックとバーデューゴの両方を獲得できるのが好ましいが、パイレーツにどれくらいの補強資金が残っているかは定かではない。新人王ポール・スキーンズを筆頭に、投手陣には楽しみな選手が続々と台頭しており、ベン・チェリントンGMには的確な打線補強が求められるところだ。

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