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左腕クローシェが契約延長に前向き 「多くのメリットがある」

2025.1.12 09:32 Sunday

 日本時間1月12日、レッドソックスはファン感謝デー「フェンウェイ・フェスト」を開催。ホワイトソックスからトレードで加入した左腕ギャレット・クローシェは初めてレッドソックスファンの前に姿を現し、大きな歓声を浴びた。「新しいエースがやってきた」。そんなレッドソックスファンからの大きな期待を、クローシェは肌で感じたようだ。レッドソックスはクローシェとの契約延長を目指す方針を明らかにしているが、クローシェも「多くのメリットがある」と前向きな姿勢を示している。

 現在25歳のクローシェは2020年ドラフト1巡目(全体11位)指名でホワイトソックスに入団し、同年9月にメジャーデビュー。翌2021年はセットアッパーとして活躍し、54試合で14ホールド、防御率2.82の好成績を残した。しかし、2022年はトミー・ジョン手術で全休。2023年に戦列復帰を果たし、メジャー4年目のシーズンとなった昨季は先発に転向して32先発で6勝12敗、防御率3.58、209奪三振を記録した。

 今オフはトレード市場の注目株となり、最終的にはカイル・ティール、ブレイデン・モンゴメリー、チェイス・メイドロス、ウィケルマン・ゴンザレスという4選手とのトレードでレッドソックスに加入。FAまでの保有期間はあと2年残っているが、レッドソックスのサム・ケネディ球団社長は「クローシェとの契約延長を達成するのが現在の最優先事項だ」と語り、クローシェとの契約延長を目指す方針を明らかにしている。

 クローシェは「ボストンに長くいることは多くのメリットがあり、自分にとって素晴らしいことだと思う」とコメント。「まずはスプリング・トレーニングに集中し、シーズンに向けてしっかり準備をしたい。何かが提示されたら、それはそのときに考えるよ」と慎重なコメントをしつつも、レッドソックスとの契約延長については前向きに考えているようだ。長期契約を手にしたうえで、レッドソックスの選手としての初登板に臨むことになる可能性もありそうだ。

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