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トレード移籍の噂が絶えないカサス 「僕はボストンが大好き」

2025.1.12 09:53 Sunday

 日本時間1月12日、レッドソックスはファン感謝デー「フェンウェイ・フェスト」を開催。ここ数ヶ月間、トレードの噂が絶えない若手一塁手トリストン・カサスもチームの一員として参加した。チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローが放出を否定しているにもかかわらず、トレードの噂が絶えないカサスだが、本人はそれほど気にしていない様子。故障離脱した昨季の反省を踏まえ、「2025年は健康にプレーできることを楽しみにしている」と今季の活躍を見据えている。

 現在24歳のカサスは2018年ドラフト1巡目(全体26位)指名でプロ入りし、2022年9月にメジャーデビュー。27試合で5本塁打を放って才能の一端を示すと、翌2023年には132試合に出場して24本塁打、OPS.857と成績を伸ばした。昨季は開幕からなかなか調子が上がらず、4月下旬には右胸郭の軟骨を断裂して長期離脱を強いられることに。しかし、戦列復帰後は1試合3本塁打をマークするなど、随所に強打を発揮し、63試合に出場して打率.241、13本塁打、32打点、OPS.799という成績でメジャー3年目のシーズンを終えた。

 そんなカサスだが、トレードの噂については「あまりそれにとらわれないようにしている。ビジネスの一部だし、選手の価値を確認するプロセスでもある。他球団が自分をどれくらい評価してくれているかは分からない。十分なパッケージが提示されれば、(チームにとっては)トレードが最善の策かもしれない」と冷静に捉えている模様。しかし、引き続きレッドソックスでプレーすることを希望しており、「ボストンが大好きなんだ。できるだけ長くここでプレーしたいし、残りのキャリアをここでプレーできれば最高だ」と語った。

 なお、トレードの噂については球団関係者から「噂はどれも真実ではない」と聞いているようだ。「今のところ、彼らは僕がここで長くプレーできるようにしてくれている。だから、とても気分がいいよ」とカサス。「昨年は4ヶ月も休養し、再び厳しい戦いに身を投じて最高のパフォーマンスをしなければならなかった。大変だったけれど、最善を尽くして対処できたと思う。今はキャリアのなかで最高のコンディション。2025年は健康にプレーできることを楽しみにしているよ」と今季の飛躍を誓った。

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