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先発の駒が揃ったRソックス ウィットロックを救援で起用へ

2025.1.12 10:19 Sunday

 日本時間1月12日、レッドソックスはファン感謝デー「フェンウェイ・フェスト」を開催。レッドソックスのフロントオフィスは数ヶ月前から右腕ギャレット・ウィットロックが先発からブルペンに戻ることを示唆していたが、ウィットロック自身が「ブルペンに戻るぞ!」と正式にブルペン再転向を発表した。過去3年間は故障に悩まされるシーズンが続いていたウィットロック。今季の目標については「健康第一の1年にしたい。健康を維持して、162試合すべてに貢献できるようにしたい」と語っている。

 現在28歳のウィットロックは2020年オフのルール5ドラフトでヤンキースからレッドソックスへ移籍。2021年はリリーフで46試合に登板し、8勝4敗2セーブ、14ホールド、防御率1.96、81奪三振という素晴らしい活躍を見せた。しかし、翌2022年からは先発転向が上手くいかず、故障に悩まされるシーズンが続くことに。メジャー4年目の昨季はわずか4試合しか登板できず、1勝0敗、防御率1.96に終わった。

 ウィットロックはブルペンに戻ることについて「いろんなことが少しずつ影響した結果だと思う。先発をこなせる能力はあると思っているけれど、チームがブルペンに戻ることを必要とするならば、僕はそれに応えるだけだよ。成功を収めてきた場所でもあるし、チームに貢献できる場所でもあると思う」とコメント。アンドリュー・ベイリー投手コーチも「彼は複数のイニングを投げられるリリーバーだから、ブルペンに戻ってくるのは非常に大きい。どんな状況も任せられる投手だ」と歓迎する。

 レッドソックスがウィットロックをブルペンに戻すことを決断したのは、今オフの補強で先発の頭数が揃ったからだ。トレードでギャレット・クローシェ、FAではウォーカー・ビューラーとパトリック・サンドバルを獲得。昨季規定投球回をクリアしたタナー・ハウク、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォードの3人に加え、昨季を全休したルーカス・ジオリトも戻ってくる。ウィットロックがブルペンで実力を発揮すれば、投手陣全体がさらに強固なものとなるだろう。

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