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ナショナルズがブルペン補強 右腕ホルヘ・ロペスと1年契約

2025.1.12 10:35 Sunday

 ナショナルズがオールスター・ゲーム出場経験のある右腕をブルペンに加えることに成功した。日本時間1月12日、ナショナルズは昨季終了後にカブスからFAとなっていたホルヘ・ロペスと1年契約を結んだことを発表。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、契約条件は1年300万ドル+出来高だという。ナショナルズは今オフ、実績のあるリリーバーの多くがFAとなっており、ロペスは若手主体のブルペンに貴重な経験値をもたらすことになりそうだ。

 現在31歳のロペスはプエルトリコ出身の右腕。キャリア当初は先発投手として育成され、2019年にロイヤルズで18試合、2021年にはオリオールズで25試合に先発しているが、思うような結果を残すことができなかった。しかし、2022年にリリーフ転向でブレイクし、67試合で4勝7敗23セーブ、1ホールド、防御率2.54の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出。3球団でプレーした2023年は61試合で防御率5.95と成績を落としたが、メッツとカブスでプレーした昨季は52試合で2勝3敗4セーブ、10ホールド、防御率2.89と活躍した。

 ナショナルズは今オフ、2019年のワールドシリーズ制覇を知るタナー・レイニーがFAとなり、昨季オールスター・ゲームに選ばれたクローザーのカイル・フィネガンもノンテンダーFAとなって退団。ブルペンには30代の投手がデレック・ローしかいない状況であり、経験豊富なリリーバーの獲得を狙っていた。多くの球団を渡り歩き、経験も豊富なロペスはそうしたチーム状況にフィットする存在と言えるだろう。

 なお、ナショナルズはロペスの加入に伴い、エイモス・ウィリングハムをDFAとしたことを発表。ウィリングハムは2019年ドラフト17巡目指目で入団した26歳の右腕で、2023年6月にメジャーデビューを果たした。その年は18試合に登板したが、昨季メジャーでの登板は1試合だけ。マイナーAAA級では55試合に登板して6勝3敗1セーブ、11ホールド、防御率3.69とまずまずの働きを見せたが、ロペスに押し出される形でロースターの40人枠を外れることになった。

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