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ホフマンを獲得したブルージェイズ 引き続きブルペン補強へ

2025.1.12 12:50 Sunday

 今オフ、フアン・ソトをはじめ、多くのFA選手の獲得に乗り出したブルージェイズだったが、ここまで目立った成果を上げることができていなかった。しかし、日本時間1月11日にフィリーズからFAとなっていた救援右腕ジェフ・ホフマンと3年契約を結んだことを発表。まずはクローザーの確保に成功した。しかし、補強はまだまだ完了しておらず、今後はさらなるブルペン強化や打線の補強、さらには主砲との契約延長を目指すとみられている。

 米公式サイト「MLB.com」でブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は、ホフマン獲得を伝えた記事のなかで「ブルージェイズは依然として実力のあるリリーバーを1人、または2人獲得することが必要だ」と記し、さらなるブルペン強化の必要性を訴えている。ホフマンが加入し、チャド・グリーン、ジミー・ガルシア、エリック・スワンソン、ニック・サンドリンとある程度の戦力は揃ったが、左腕不足などまだ課題は多い。せめてあと1人は実績のあるリリーバーを加えたいところだろう。

 また、2年ぶりのポストシーズン進出を目指すうえで、打線の補強も急務だ。オリオールズからFAとなった強打者アンソニー・サンタンデールに正式な契約オファーを提示したことが報じられているが、それ以降は交渉が進展している様子はない。また、米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者によると、アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンやメッツからFAとなったピート・アロンソにも興味を示しているようだが、こちらも実際に獲得できるかどうかは不透明だ。

 さらに、主砲ブラディミール・ゲレーロJr.との契約延長という大きな宿題も残っている。ナイチンゲール記者によると、現時点で球団側と選手側の希望額には1億ドル以上の開きがある模様。ゲレーロJr.が1年後にFAとなったあと、他球団とのマネーゲームを制するのは難しいとみられるため、ブルージェイズとしては今オフ中になんとか契約延長をまとめておきたいところだが、ゲレーロJr.がデッドラインとして定めている「スプリング・トレーニング初日」までに合意にこぎつけることはできるだろうか。

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