バーランダー獲得のジャイアンツ 現在の先発陣の顔ぶれは?
2025.1.13 10:47 Monday
ブレイク・スネルがオプトアウトの権利を行使してFAとなり、よりによって同地区ライバルのドジャースに奪われてしまったジャイアンツ。その穴を埋めるべく、コービン・バーンズらの獲得を狙ったものの、大物投手の補強は実現しなかった。最終的にはサイ・ヤング賞3度の大ベテラン、ジャスティン・バーランダーと1年1500万ドルで契約。それを受け、米公式サイト「MLB.com」でジャイアンツを担当するマリア・グアルダード記者は、現時点の先発陣の顔ぶれを紹介している。
大物投手の補強が実現しなかったため、今季の引き続きローガン・ウェブがエース格となる。頑丈さがウリのイニングイーターであり、昨季は204回2/3を投げて13勝10敗、防御率3.47、172奪三振をマーク。昨季後半にはカッターをレパートリーに加えており、今季も安定した働きが期待される。
ローテの2番手と3番手にはサイ・ヤング賞経験者が入ることになりそうだ。2番手は左腕ロビー・レイ。トミー・ジョン手術から昨夏復帰し、7試合に先発して3勝2敗、防御率4.70を記録。今季は完全復活を目指す。バーランダーは3番手。昨季は5勝6敗、防御率5.48と苦しんだが、コンディションが万全に戻った今季は復活に自信を見せる。
4番手には剛腕ジョーダン・ヒックス、5番手には若手左腕カイル・ハリソンが入る見込みだが、ほかにも昨季5勝を挙げたヘイデン・バードソング、昨年9月に故障から復帰して防御率1点台をマークしたトリスタン・ベック、昨季メジャーデビューして経験を積んだランデン・ループ、昨季故障離脱するまでローテの一角を担ったキートン・ウィンらも候補に挙がる。
そして、有望株左腕のカーソン・ウィゼンハントもメジャー昇格が迫っている。昨季は「打高投低」で知られるマイナーAAA級のパシフィックコースト・リーグで防御率5点台と苦しんだが、奪三振率11.57を記録。90マイル台後半の速球と「球界トップクラス」と言われるチェンジアップを武器とし、今季中のメジャーデビューが期待されている。