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ブルージェイズの右腕マノア 今年8月頃の戦列復帰を目指す

2025.1.13 11:17 Monday

 最悪の1年を過ごした2023年シーズンからの巻き返しを図った昨季、5月に先発ローテ入りして5試合で防御率3.70とまずまずの活躍を見せていたアレック・マノア(ブルージェイズ)だが、右ひじを痛めてトミー・ジョン手術を受けることになり、早々にシーズンを終えた。現在は術後のリハビリを進めているが、カナダメディアのインタビューによると、マノア自身は今年8月頃の戦列復帰を目標としているようだ。2022年に16勝を挙げた右腕は今季こそ復活できるだろうか。

 現在27歳のマノアは2019年ドラフト1巡目(全体11位)指名でブルージェイズに入団。2021年にメジャーデビューしていきなり9勝を挙げ、翌2022年には16勝7敗、防御率2.24、180奪三振の活躍でサイ・ヤング賞投票3位となった。ところが、2023年は精神的な未熟さも露呈し、打たれることを恐れて打者との勝負を避け続けた結果、与四球が急増。3勝9敗、防御率5.87と大きく成績を落とし、キャンプ地での再調整を強いられる屈辱も味わった。

 昨季は右肩の炎症で出遅れたが、5月に復帰し、5度の先発登板で1勝2敗、防御率3.70、被打率.189を記録。5月19日のレイズ戦では7回1安打無失点の快投もあった。しかし、6月にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了。今年8月頃の復帰を目指しており、「トロント・ブルージェイズにとって、トレード・デッドラインで加入する新戦力のような存在になりたいんだ。そして最後の2ヶ月間、チームの助けになりたい。3月にブルペン入り、6月にはライブBPを始めたい。リハビリが順調に進めば、後半戦にはチームに貢献できると思う」と語っている。

 ブルージェイズの先発ローテーションはケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、ボーデン・フランシスで4番手までは当確。5番手はジャリエル・ロドリゲスやジェイク・ブロスが争っている状況だ。マノアが8月に万全の状態で戻ってくることができれば、チームにとっては頼もしい戦力となるだろう。

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