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菅野加入のオリオールズ 左腕ミーンズと再契約する可能性も

2025.1.13 11:45 Monday

 昨年6月にトミー・ジョン手術を受けた左腕ジョン・ミーンズは今オフ、キャリアで初めてFAとなった。わずか2年ほどのあいだに2度のトミー・ジョン手術を受けており、健康面のリスクが懸念されているのか、まだ所属チームを見つけることができていない。そんななか、地元メディア「MASNスポーツ」は「オリオールズは再契約のドアを閉ざしていない」と報じている。ミーンズがプロ入りから在籍してきたオリオールズに残留する可能性はまだ残されているようだ。

 現在31歳のミーンズはメジャー2年目の2019年に12勝11敗、防御率3.60とブレイク。新人ながらオールスター・ゲームに選出され、新人王投票では満票で選ばれたヨーダン・アルバレス(アストロズ)に次ぐ2位となった。2021年にノーヒッターを達成するなど、その後もオリオールズ先発陣の中心を担っていたが、2022年5月に1度目のトミー・ジョン手術。2023年9月に戦列復帰を果たしたが、昨年6月にまたしてもトミー・ジョン手術を受けることになってしまった。

 今季も大部分を欠場することが濃厚であり、ミーンズ陣営は2026年の契約が保証される2年契約を狙っているとみられる。これはトミー・ジョン手術など、故障からの復帰途上にある選手によくある契約形態であり、1年目の年俸は格安に抑え、戦列復帰してフル稼働が期待できる2年目の契約を保証するというものだ。

 今オフ、オリオールズはFAになったコービン・バーンズを引き留めることができず、チャーリー・モートンと菅野智之の両ベテラン右腕が先発陣に新加入。ひとまず先発の頭数は揃ったが、モートンと菅野はともに1年契約であり、エース格のザック・エフリンも契約は残り1年のため、1年後には再び先発投手の頭数が不足することになる。2026年シーズンのフル稼働が期待できるミーンズを2年契約で引き留めるのはチーム状況にもフィットすると言えるだろう。ミーンズが残留を望むのであれば、再契約が実現する可能性は高そうだ。

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