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パドレスの守護神スアレスにトレードの可能性 他球団が興味

2025.1.13 12:16 Monday

 パドレスは今オフ、ペイロール削減の必要性に迫られており、1年後にFAとなるディラン・シースやルイス・アライズが有力なトレード候補に挙げられている。しかし、米メディア「ジ・アスレチック」でパドレスを担当するデニス・リン記者によると、長期契約を結んでいる選手にも他球団からトレードの打診が届いているようだ。リン記者は、他球団が興味を示している具体的な選手名として守護神ロベルト・スアレスやジェイク・クロネンワースの名前を挙げている。

 1年後にFAとなるシースやアライズと比べて、パドレスがスアレスやクロネンワースの放出に動く可能性は低いと言えるだろう。しかし、スアレスは今季終了後にオプトアウトできる権利を有している。5年4600万ドルの契約を結んでいるが、2023~25年の3年間の年俸が1000万ドルであるのに対し、2026~27年の2年間は年俸800万ドル。スアレスが今季もクローザーとして活躍すれば、オプトアウトしてFA市場に出ていく可能性が高いため、パドレスとしては今のうちにトレードしておくのも1つの方法だろう。

 現在33歳のスアレスはメジャー3年目の昨季、65試合に登板して65イニングを投げ、9勝3敗36セーブ、1ホールド、防御率2.77、59奪三振の好成績をマーク。8月以降に調子を落としたものの、7月末の時点で防御率1.48を記録し、8月下旬まで防御率1点台をキープしていた。今や球界トップクラスのクローザーの1人であり、パドレスが放出に動くのであれば、多くの球団が獲得に乗り出すのは間違いない。

 7年8000万ドルの契約を結んでいるクロネンワースに関しては、ここ数年でパフォーマンスが低下しているため、放出したとしてもパドレスが大きな対価を得るのは難しいだろう。昨季は155試合に出場して打率.241、17本塁打、83打点、5盗塁、OPS.714という成績。クロネンワースを放出するのであれば、大きな対価を求めず、サラリーダンプを主な目的としたトレードになる可能性が高いとみられる。

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