【On the Move ➀】今オフ最大の目玉・ソトは史上最高契約額でライバルチームへ
2025.1.13 17:49 Monday
オフシーズンは頻繁に選手が動くMLB。このオフも日々、FA選手の移籍やトレードが報じられている。勢力図が大きく変わる大物選手の移籍。まだまだ大物選手の動向が注目されるが、ここまでの動きを確認しておこう。まずは注目打者の動きから。
12月8日(日本時間9日)、早々に新天地を決めたのが、今オフ最大の目玉となっていたヤンキースのフアン・ソトだ。2024年はトレードでヤンキースへ移籍すると、チームのワールドシリーズ進出に貢献。10月30日(同31日)の終戦から約1ヶ月後、同じニューヨークのライバル・メッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)、大谷翔平を超えるスポーツ選手史上最高額で契約を結んだ。
ソトの前日に移籍が決まったのが、ブリュワーズからFAのウィリー・アダメス。12月7日(同8日)にジャイアンツと球団史上最高額の7年1億8200万ドルで契約を結んだ。強肩強打の遊撃手で、2024年はキャリアハイの32本塁打&21盗塁をマークした。
2023年に打点王とシルバースラッガー賞を受賞するなど、これまでアストロズ一筋7年、その間6度のポストシーズン進出に貢献した強打の左打者カイル・タッカーは12月13日(同14日)に3対1のトレードでカブスへ移籍した。
12月14日(同15日)には、ドジャースで2017年に新人王、2019年にはシーズンMVPを受賞し、2024年はカブスの主軸として活躍したコディ・ベリンジャーも1対1プラス金銭のトレードでヤンキースへ。チームを去ったソトに代わる左の大砲として注目されている。
そして、カージナルスの主砲としてチームを牽引したポール・ゴールドシュミットを獲得したのもヤンキースだ。12月21日(同22日)に1年1250万ドルで契約。2022年には打率.317、35本塁打、115打点を記録し、シーズンMVPを受賞。また1人、ヤンキースにMVP経験者が加わった。
ここで紹介したのはごく一部。まだ争奪戦が進行中の注目選手も残っている。今後の選手の動きとともに、各地区・各チームの勢力図がどう変わっていくのか、このあとの動きからも目が離せない。