Rソックスがデビュー前のプロスペクトとの長期契約を検討か
2025.1.14 11:27 Tuesday
レッドソックスは日本時間1月12日にファン感謝デー「フェンウェイ・フェスト」を開催。そのイベントにおいて、トップ・プロスペクトのロマン・アンソニーとクリスチャン・キャンベルは球団から長期契約に関するオファーを受けていないことを明らかにした。しかし、地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者によると、レッドソックスはまだ着手こそしていないものの、有望株たちとの長期契約に興味を示しているようだ。今後、長期契約に向けた交渉が本格化していくかもしれない。
スパイアー記者によると、レッドソックスが長期契約に興味を示しているのはアンソニー、キャンベル、マルセロ・メイヤーの3選手。米公式サイト「MLB.com」が公開しているプロスペクト・ランキングでは、アンソニーが3位、メイヤーが7位、キャンベルが10位と3人とも全体トップ10にランクインしている。アンソニーは2022年ドラフト全体79位指名、メイヤーは2021年ドラフト全体4位指名、キャンベルは2023年ドラフト全体132位指名で入団した有望株だ。
スパイアー記者は、この3人のなかで、特にキャンベルが長期契約に前向きであることを報じている。キャンベルは昨年、レッドソックスとの長期契約の可能性について尋ねられ、「100%前向きである」と語ったという。メイヤーについては不明だが、アンソニーは「球団からアプローチがあれば、少なくとも話は聞く」という姿勢を示しているようだ。
現在20歳のアンソニーは昨季マイナーAA級とAAA級で合計119試合に出場し、打率.291、18本塁打、65打点、21盗塁、79四球、OPS.894の好成績をマーク。今季の早い段階でメジャー昇格の可能性があり、新人王候補にも挙げられている。
現在22歳のキャンベルは昨季マイナーA+級、AA級、AAA級で合計115試合に出場し、打率.330、20本塁打、77打点、24盗塁、74四球、OPS.997の大活躍。二遊間と外野を守れるユーティリティ性も魅力であり、こちらも今季中にメジャーデビューする可能性がある。
現在22歳のメイヤーは昨季マイナーAA級で77試合に出場し、打率.307、8本塁打、38打点、13盗塁、30四球、OPS.850を記録。故障が多く、プロ入りしてからまだ1度も100試合以上に出場したシーズンがないものの、未来のスター遊撃手として期待は大きい。
昨オフのジャクソン・チューリオ(ブリュワーズ)やコルト・キース(タイガース)のように、近年はメジャーデビュー前のトップ・プロスペクトと長期契約を結ぶケースも多い。レッドソックスは球団の未来を担う3選手に長期契約を与えることになるのだろうか。