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マリナーズがマストロボーニを獲得 カブスからDFAの便利屋

2025.1.15 13:23 Wednesday

 日本時間1月15日、マリナーズは金銭トレードでカブスからマイルズ・マストロボーニを獲得したことを発表した。マストロボーニは一塁と中堅を除く内外野5ポジションをこなすユーティリティ・プレーヤーだが、カブスが右腕マット・フェスタを獲得した際にDFAとなり、ロースターの40人枠から外れていた。なお、マリナーズもロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、枠を空けるために、昨年12月にブルージェイズからウエーバーで獲得したニック・ラポソをDFAとしている。

 現在29歳のマストロボーニは2016年ドラフト14巡目指名でレイズに入団し、2022年にメジャーデビュー。この年は8試合に出場した。同年11月にカブスへトレードされ、2023年のワールド・ベースボール・クラシックにはイタリア代表として出場。新天地カブスで迎えたメジャー2年目は61試合と出場機会を増やし、打率.241、1本塁打、5打点、13盗塁、OPS.609を記録した。

 昨季は2年連続の開幕ロースター入りを果たしたが、なかなか結果を残せず、メジャーとマイナーを往復するシーズンに。結局、50試合と出場機会を減らし、打率.194、0本塁打、4打点、2盗塁、OPS.469と成績も落とした。マイナーAAA級でも54試合で打率.218、4本塁打、22打点、15盗塁、OPS.634と低調なパフォーマンスに終わっており、カブスから放出されたのも致し方ないところだろう。

 今オフここまで目立った動きがなかったマリナーズだが、ここ1週間は精力的に動いており、日本時間1月9日にウエーバーでブルージェイズから右腕ヘイゲン・ダナーを獲得すると、翌日にもウエーバーでブリュワーズから左腕タイラー・ジェイを獲得。日本時間1月14日には今オフ初のFA補強としてベテラン内野手のドノバン・ソラーノと1年契約を結んだ。マストロボーニはまだマイナー・オプションを残しているが、内外野を守れるユーティリティ性を武器に、3年連続の開幕ロースター入りを目指す。

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