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Dバックス・バーンズが入団会見 年俸総額は球団史上最大に

2025.1.16 12:14 Thursday

 日本時間1月16日、ダイヤモンドバックスと6年2億1000万ドルの大型契約を結んだコービン・バーンズが入団会見を行った。今オフのFA市場における最高の先発投手と目されていたバーンズだが、移籍先の有力候補としてダイヤモンドバックスの名前が挙がったことは1度もなかった。しかし、アリゾナに自宅を構えるバーンズはダイヤモンドバックスへの移籍を希望し、代理人を通して逆オファー。ダイヤモンドバックスのケン・ケンドリック・オーナーがそれに応じ、サプライズの大型契約が実現した。

 バーンズは昨年6月に双子が誕生。家族とできる限り多くの時間を過ごすため、ダイヤモンドバックスへの移籍を希望していた。昨年12月、バーンズの代理人を務めるスコット・ボラス氏がダイヤモンドバックスのケンドリック・オーナーと接触し、バーンズがダイヤモンドバックス移籍を希望していることを通達。ボラス氏は「バーンズが加入すれば、ザック・ギャレンとともに球界最高の先発1・2番手コンビを形成できる」とアピールしたようだ。

 2023年にリーグ優勝したダイヤモンドバックスは、戦力が充実している現在を最大のチャンスと捉え、そのチャンスを生かそうとしている。ケンドリック・オーナーは「ファンに対して『我々は勝つためにここにいるんだ』というメッセージを送りたかった」とコメント。ペイロールは昨季すでに球団史上最高額に達していたが、バーンズの加入によって1億9400万ドルまで膨れ上がり、球団史上最高額をさらに更新した。ケンドリック・オーナーは「可能な限り最高のチームをフィールドに送り出すために、できる限りのことをしたい。そのためには予算を拡大する」と勝利への強い意欲を示している。

 バーンズは「このチームの投手陣には素晴らしい選手が揃っている。有望な若手選手も多い。そうした選手たちの成長を手助けできることを嬉しく思う」とコメント。「ダイヤモンドバックス移籍のチャンスがあると聞いたとき、本当に興奮した。夢のような話だったから。ダイヤモンドバックスが僕に興味を示してくれたのは本当に幸運だった。僕はダイヤモンドバックスでプレーしたいと思っていたし、彼らも僕を欲しがってくれたんだ」と希望通りの移籍が実現したことを喜んだ。

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