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藤浪晋太郎がマリナーズとマイナー契約 2年ぶり昇格目指す

2025.1.18 09:38 Saturday

 日本時間1月18日、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が報じたところによると、マリナーズはメッツからFAとなっていた藤浪晋太郎とマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。このマイナー契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、藤浪は今後、ロースター40人枠外のマイナー選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。2年ぶりのメジャー昇格なるか注目だ。

 現在30歳の藤浪は2022年オフにポスティング制度を利用してアスレチックスと1年契約。2023年のシーズン途中でオリオールズへトレードされ、メジャー1年目は2球団合計で64試合(うち7先発)に登板して79イニングを投げ、7勝8敗2セーブ、5ホールド、防御率7.18、83奪三振を記録した。ただし、不安定なパフォーマンスが目立ったこともあり、ポストシーズンのロースターには登録されず。シーズン終了後にFAとなり、メッツと1年契約を結んだ。

 今季はマイナーAAA級シラキュースで開幕を迎えることになり、結局最後までメジャー昇格を果たせず。マイナーではAAA級を中心に4階級合計で33試合(うち1先発)に登板して36回1/3を投げたが、33与四球と制球難が目立ち、1勝2敗1セーブ、7ホールド、防御率5.94、44奪三振と目立った成績は残せなかった。しかし、被打率.130と打者を圧倒。長年の課題である制球難さえ克服できれば、メジャーの舞台でも活躍できるように見える。

 そういう意味では、これまでも無名の投手を重要な戦力に変えてきたマリナーズは、藤浪にとってうってつけの球団と言えるかもしれない。球界トップクラスの投手力を誇り、特に先発陣は充実しているため、藤浪が先発ローテーションに割って入る余地はない。リリーバーとしてのメジャー昇格を目指すことになるが、マリナーズが藤浪をどのように扱い、どのように進化させていくか注目したい。

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