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青柳晃洋がフィリーズとマイナー契約 交渉期間最終日に決定

2025.1.18 09:58 Saturday

 日本時間1月18日、フィリーズは青柳晃洋とマイナー契約を結んだことを発表した。青柳は昨季終了後、日本プロ野球の阪神タイガースからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指すことを表明。45日間の交渉期間は日本時間1月18日午前7時に終了したが、フィリーズとマイナー契約を結び、無事に移籍が成立した。フィリーズの発表によると、青柳はロースター40人枠外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する予定。マイナー契約からの開幕ロースター入りを目指すことになる。

 先月31歳の誕生日を迎えた青柳は、2015年のドラフト会議で阪神から5巡目指名を受けてプロ入り。大卒の即戦力投手として1年目から一軍のマウンドに立ち、4年目の2019年には先発ローテーション定着を果たした。ブレイクしたのは2021年で、自己最多の13勝を挙げ、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。翌2022年も同じく13勝を挙げ、2年連続で最多勝&最高勝率に輝いただけでなく、最優秀防御率のタイトルも手にした。しかし、ここ2シーズンは成績が低下。9年目の昨季は12試合に先発し、2勝3敗、防御率3.69にとどまった。

 青柳は昨季終了後、「メジャーを経験したいとずっと思っていた」と語り、ポスティング制度によるメジャー移籍を目指す意向を表明。「正直、この2年間はあまり活躍できなかったが、自分の身体の衰えはないと思っている。身体が元気なうちに挑戦したい。メジャー契約ができたらベストだが、そんなに甘くない。自分の実力さえあれば上がっていけるということを信じていきたい」とマイナー契約も覚悟しているようなコメントを残していた。

 フィリーズはザック・ウィーラーとアーロン・ノラの二本柱を中心に、メジャーでも屈指の強力先発陣を誇り、青柳が先発ローテーションに割って入る余地はないと思われる。よって、ブルペンの一員としてメジャー昇格、そして開幕ロースター入りを目指すことになるだろう。フィリーズのブルペンは大半がマイナー・オプションのない投手で占められており、青柳の当面のライバルはマイナー・オプションを残している左腕タナー・バンクス(昨季63登板で防御率3.98)か。変則投法で存在感を示し、アピールにつなげたいところだ。

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