佐々木の契約金は650万ドル 譲渡金は約2億5000万円の見込み
2025.1.18 10:17 Saturday
日本時間1月18日、佐々木朗希の移籍先がドジャースに決まった。米メディアの報道によると、ドジャースが佐々木に支払う契約金は650万ドル。現在のレートで約10億円となる。ポスティング移籍による譲渡金は、その選手が結んだ契約の総額に従って決定されるが、マイナー契約の場合は契約金の25%が譲渡金となる。よって、ドジャースから千葉ロッテマリーンズに支払われる佐々木の譲渡金は約2億5000万円となる見込みだ。
2025年度の国際移籍マーケットにおいて、ドジャースに与えられていたボーナスプール(25歳未満の海外選手との契約に使える予算枠)は514万6200万ドルだった。昨オフ、エンゼルスからクオリファイング・オファーを提示されていた大谷翔平と契約したことで100万ドル減額されており、30球団のなかでジャイアンツと並んで最も少ない金額となっていた。
今回、ドジャースが佐々木に支払う契約金は650万ドル。当初のボーナスプールを上回っており、ドジャースはトレードによって他球団が余らせていたボーナスプールを獲得し、ボーナスプールを増額したうえで、その全額を佐々木獲得に投入したとみられる。なお、1万ドル以下の契約はボーナスプールの対象とならないため、ドジャースはボーナスプール全額を佐々木獲得に投入していたとしても、契約金1万ドル以下の選手であれば獲得できる。
米公式サイト「MLB.com」によると、ポスティング制度を利用してマイナー契約を結んだ場合の譲渡金は「契約金の25%」となる。よって、契約金650万ドルでドジャースに移籍した佐々木の譲渡金は162万5000ドルとなり、現在のレートで約2億5000万円だ。
ドジャースは譲渡金も含め、約12億5000万円で未来のサイ・ヤング賞候補を獲得したことに。エース級のポテンシャルを秘め、メジャーでも高く評価されている佐々木だが、その大きな期待に応えることができるか注目だ。