メッツがブルペン補強 左腕ミンターと2年2200万ドルで合意
2025.1.18 11:04 Saturday
ブルペンの補強が急務となっていたメッツが同地区ライバルからFAとなった左腕の獲得に動いた。日本時間1月18日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツはブレーブスからFAとなっていたA・J・ミンターと2年2200万ドルで契約合意。1年目のシーズン終了後にオプトアウトできる権利が盛り込まれているという。主砲ピート・アロンソとの再契約を見送り、「プランB」に舵を切ったとみられるメッツだが、ミンター獲得も「プランB」の一部だと思われる。
現在31歳のミンターは2017年にブレーブスでメジャーデビュー。翌2018年には65登板で15セーブ&12ホールドを記録するなど、早くもブルペンの一角に定着した。2019年に防御率7.06という大不振に陥ったものの、翌年以降は復調。2021~23年はセットアッパーとして活躍し、3年間で78ホールドを挙げた。昨季は2度の故障離脱があり、39試合の登板にとどまったが、5勝4敗1セーブ、9ホールド、防御率2.62、被打率.198とパフォーマンス自体は安定していた。
メッツは今オフ、FA市場の目玉だったフアン・ソトの獲得に成功。その後は投手補強に動き、これまでにフランキー・モンタス、クレイ・ホームズ、グリフィン・キャニング、ショーン・マナイア(再契約)らを獲得したが、ブルペンの補強が手付かずになっていた(ヤンキースのクローザーを務めたホームズは先発転向予定)。ミンター獲得でようやくブルペンの補強に成功し、守護神エドウィン・ディアスにつなぐセットアッパーを手に入れたことになる。
なお、メッツはFAのアロンソとの再契約を見送る可能性が高いことが報じられている。「相思相愛」とみられていたが、最後まで条件面で合意できなかったようだ。メッツはすでにアロンソ退団に備えた「プランB」の動きを開始しており、ジェシー・ウィンカーと再契約。ミンター獲得も「プランB」の一部だと思われる。アロンソ退団で空いた一塁には、三塁からマーク・ビエントスをコンバート。三塁はブレット・ベイティら若手に競わせることになりそうだ。