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アスレチックスがブルペン補強 レクラークと1年契約で合意

2025.1.18 11:32 Saturday

 今オフの補強ポイントだった先発投手(ルイス・セベリーノとジェフリー・スプリングス)と三塁手(ジオ・ウルシェラ)の補強を終えたアスレチックスは、補強の仕上げとしてブルペン強化に動いた。日本時間1月18日、アスレチックスはレンジャーズからFAとなっていた右腕ホセ・レクラークと1年契約を結んだことを発表。契約条件は1年1000万ドルと報じられている。なお、ロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、枠を空けるために右腕ウィル・クラインをDFAとした。

 現在31歳のレクラークはレンジャーズ一筋でプレーしてきたドミニカ共和国出身の右腕。2016年にメジャーデビューし、2018年には59試合で2勝3敗12セーブ、15ホールド、防御率1.56という好成績を残した。翌2019年には自己最多の70試合に登板し、14セーブと100奪三振はともにキャリアハイ。トミー・ジョン手術で2021年シーズンを全休したが、翌2022年6月に戦列復帰を果たし、それ以降は再びブルペンの主力を担ってきた。

 2023年は57試合に登板して防御率2.68と安定した活躍。ポストシーズンでは13試合に登板して1勝4セーブ、1ホールドを挙げ、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献した。昨季はキャリアで2番目に多い64試合に登板して66回2/3を投げ、6勝5敗1セーブ、13ホールド、防御率4.32、89奪三振を記録。奪三振率12.02はトミー・ジョン手術からの復帰後では自己ベストの数字だった。

 アスレチックスにはメイソン・ミラーという若き剛腕クローザーがいるため、経験豊富なレクラークはセットアッパーとしての起用が有力。今オフのアスレチックスはFAやトレードの補強以外にも、主砲ブレント・ルーカーと5年6000万ドルで契約を延長するなど、積極的な動きを見せており、オークランドを離れてサクラメントへ移転する今季の躍進に期待が高まっている。

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