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レンジャーズ・デグロム 「30試合は投げたい」と復活に意欲

2025.1.19 08:36 Sunday

 メッツ時代の2018~19年に2年連続サイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デグロムだが、直近4年間は故障に悩まされるシーズンが続いており、レンジャーズと5年1億8500万ドルの大型契約を結んだあとも2年間でわずか9試合しか投げることができていない。今季は2度目のトミー・ジョン手術からの完全復活を目指すシーズンとなるが、「目標はできる限り多く登板すること。いきなり200イニングは難しいかもしれないが、30試合は投げたい」と1年を通して先発ローテーションを守ることに意欲を示している。

 2022年オフにメッツからFAとなり、5年契約でレンジャーズに加入したデグロム。移籍1年目、チームは球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたが、デグロムは6月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けて離脱していたため、チームメイトが奮闘する姿をベンチから眺めることしかできなかった。長いリハビリを経て、昨年9月にようやく戦列復帰。3試合に先発して試運転を済ませており、今季はいよいよ完全復活の期待がかかるシーズンとなる。

 クリス・ヤング編成本部長は「私が最も楽しみにしていることの1つは、ジェイコブが健康なシーズンを過ごし、彼がいかに凄いかをファンに示すことだ」とコメント。「彼はチームに勝つチャンスを与えてくれる投手だ。まだ我々のファンは1年を通して彼の活躍を見ていない。今年こそ、それが実現するのが楽しみだ」と期待を寄せた。

 ブルース・ボウチー監督も「彼の凄さを、我々は昨季少しだけ味わった。彼は本当に信じられないくらいの才能を持っているし、彼のような能力・才能・投球哲学・コマンドを併せ持った選手はめったに現れない」とデグロムの実力を称賛。「彼を健康に保ち、彼のケアをすることは我々の仕事の一部となる」とデグロムが1年間健康にプレーできるように最善を尽くしていく方針を明かした。

 そして、デグロム自身は今季の目標について「できる限り多く登板すること」と話している。「いきなり200イニングは難しいかもしれないが、30試合は投げたい。それが目標だ。僕は投げるためにこのチームと契約した。まだそれを実現できていない。だから、チームに貢献できるようにできるだけ多く先発したい」と1年間を通した稼働を誓った。シーズンを通して健康を維持できれば、おのずと結果はついてくるはずだ。

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