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佐々木獲得でドジャースは補強完了 大きな動きはあと1つか

2025.1.19 09:29 Sunday

 佐々木朗希の争奪戦は日本時間1月18日に決着し、佐々木が自身のインスタグラムでドジャースとマイナー契約を結ぶことを発表した。昨季ドジャースでは、新加入の大谷翔平と山本由伸がワールドシリーズ制覇に貢献したが、佐々木獲得は彼ら2人に続く日本人スター選手の加入となる。以前からドジャースは「佐々木を獲得すればオフの補強は完了」と言われており、今オフの戦力補強はほぼ完了したとみられる。米公式サイト「MLB.com」は「キャンプ前の大きな動きはあと1つだけ」と伝えている。

 昨季限りでダニエル・ハドソンとケビン・キアマイアーが引退したドジャース。今季に向けた動きはミゲル・ロハスとオースティン・バーンズの契約オプションを行使したところから始まった。11月下旬にはブレイク・スネルを5年契約で獲得し、トミー・エドマンと契約延長。12月に入ると、ブレイク・トライネンと再契約を結び、マイケル・コンフォートを1年契約で獲得した。年末にはテオスカー・ヘルナンデスと待望の再契約。年明けには金慧成(キム・ヘソン)を獲得してギャビン・ラックスをトレードで放出し、佐々木獲得が補強の締めくくりとなった。

 打線に関してはコンフォートとキムを除いて昨季とほぼ同じ顔ぶれとなり、先発ローテーションにはスネルと佐々木が加わったほか、大谷、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイが故障から戻ってくる。今後ブルペンの補強に動く可能性はあるものの、すでにペイロールはぜいたく税の最高基準額をはるかに超過しており、大物リリーバーの獲得に動くことは考えにくい。

 そうした状況を踏まえ、米公式サイト「MLB.com」は「予期せぬ事態が起こらなければ、キャンプ前の大きな動きはあと1つだけだろう」と伝えている。それはもちろん、名左腕クレイトン・カーショウとの再契約のことを指す。ラックスを放出したことで、現在ドジャースのロースター40人枠は1つ空いており、おそらくそこにカーショウが入ることになりそうだ。

 なお、キャンプが始まると、故障者リストが使えるようになり、ロースターの枠を空けることが可能になるため、細かな補強が行われる可能性は残されている。

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