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カブス・鈴木誠也はDH中心の起用に カウンセル監督が明言

2025.1.20 07:12 Monday

 カブスのクレイグ・カウンセル監督は日本時間1月19日に行われたファン感謝デー「カブス・コンベンション」においてメディアの取材に応じ、今季の外野手の起用プランについて言及した。左翼イアン・ハップと中堅ピート・クロウ=アームストロングは引き続きレギュラーを務め、アストロズからトレードで獲得したカイル・タッカーが右翼に入る。昨季後半戦にDHメインの起用となっていた鈴木誠也については「今季もDHを多く務めることになる」と語った。

 カウンセル監督は「今週、起用法についてセイヤと話をした。彼は理解し、同意してくれている」とコメント。カウンセル監督は鈴木を4人目の外野手とみなしており、ハップやタッカーに故障が発生した場合、またはハップやタッカーに休養を与える必要がある場合などに鈴木を外野手として起用するプランのようだ。

 鈴木はメジャー3年目の昨季、132試合に出場して打率.283、21本塁打、73打点、16盗塁、OPS.848を記録。4月中旬に右わき腹を痛めて離脱し、またしてもフル出場することはできなかったが、OPSはリーグ8位にランクインするなど、主軸打者に相応しい成績を残した。ただし、守備面に関しては「PCA」ことクロウ=アームストロングの台頭もあり、8月以降はDHとしての出場が大半を占めた。

 決して守備が下手ではない鈴木だが、その鈴木をDHに置くのが「最適解」と思えるほど、カブスの外野陣は充実している。左翼ハップは2022年から3年連続ゴールドグラブ賞に輝いている名手であり、新加入の右翼タッカーも2022年にゴールドグラブ賞を受賞。そして中堅クロウ=アームストロングは2022年にマイナーのゴールドグラブ賞を受賞するなど、メジャーデビュー前から守備力を高く評価されていた逸材であり、早くもメジャートップクラスの中堅守備との評価を得ている。外野の守備力は球界全体でもトップクラスであり、鉄壁の守備で投手陣を助けるシーンが多く見られるはずだ。

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