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スコット獲得を逃したカブス 次のターゲットはエステベスか

2025.1.20 07:35 Monday

 カブスは今オフの補強を終える前に、試合終盤の重要な場面を任せることができるリリーバーをチームに加えようとしている。パドレスからFAとなった左腕タナー・スコットの獲得を目指し、4年契約をオファーしていたようだが、より高額な契約を提示したドジャースとの争奪戦に敗れる結果となった。よって、補強ターゲットの変更を強いられることになり、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、カブスは現在、右腕カルロス・エステベスの争奪戦に加わっているようだ。

 カブスのジェッド・ホイヤー編成本部長はファン感謝デー「カブス・コンベンション」においてメディアの取材に応じ、今後の補強プランについて「ブルペンは我々が対処しなければならない事項であり、戦力補強を目指しているところだ。実際、このオフシーズンは数多くのリリーバーと交渉してきた」とコメント。現在、ロースターの40人枠に登録されている投手のうち、通算セーブ数が最も多いのはメジャー2年目のポーター・ホッジ(昨季9セーブ)という状況であり、実績のあるリリーバーを獲得する必要性を感じているようだ。

 スコットが市場から姿を消したものの、今オフのリリーバー市場は動きが遅いため、カービー・イェーツ、デービッド・ロバートソン、ケンリー・ジャンセン、ポール・シーウォルド、カイル・フィネガン、そしてエステベスといったクローザー経験者がまだ市場に残っている。カブスには多くの選択肢が残っている状態であり、モロシ記者によると、カブスはエステベスの争奪戦に加わっているという。また、トレードによる補強を検討する可能性もある。

 クレイグ・カウンセル監督は「我々はそのエリア(=ブルペン)に選手を加えたいと考えている。勝利に近づき、残り3アウトになったとき、そこを任せられる選手にいてほしい。試合の最後の3イニングは本当に重要なんだ」と勝ちパターンの継投を担う投手の重要性を強調。ブリュワーズの監督時代はジョシュ・ヘイダー、デビン・ウィリアムスと一流のクローザーに恵まれていたが、彼らのような頼れるリリーバーがブルペンに加わることを望んでいるようだ。

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