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【MLB東京シリーズ展望⑤】MVPトリオ健在のドジャース打線に新戦力も加わる

2025.1.20 17:38 Monday

 3月18日・19日の2日間、東京ドームにて、ドジャースとカブスの日本開幕戦「MLB東京シリーズ」が開催される。ドジャースは佐々木朗希の獲得でさらに注目度も高まっているが、2025年の打線はどうなるのか。MLB最強の「MVPトリオ」は健在で、さらに新戦力も加わった。

 昨年のドジャースは、大谷翔平、ムーキー・ベッツ、そしてフレディ・フリーマンの「MVPトリオ」らの活躍で、リーグ最多の233本塁打、同2位の815打点、842得点、そして両リーグ最高のOPS.781を記録した。最強打線の今季はどうなっていくのか。

 2024年シーズン限りで名手のケビン・キアマイアーが引退したが、昨夏の加入後、リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いたトミー・エドマンとの契約を延長、テオスカー・ヘルナンデスとも再契約を結び、戦力をキープ。さらに、レフトにはジャイアンツからFAのマイケル・コンフォート、セカンドにはKBOからポスティングを経てキム・ヘソンを獲得した。

1 DH 大谷翔平 左
2 SS ムーキー・ベッツ 右
3 1B フレディ・フリーマン 左
4 RF テオスカー・ヘルナンデス 右
5 3B マックス・マンシー 左
6 C ウィル・スミス 右
7 LF マイケル・コンフォート 左
8 CF トミー・エドマン 両
9 2B キム・ヘソン 左

 コンフォートは、2014年のドラフト1巡目(全体10位)指名でメッツに入団。メジャー3年目の2017年に27本塁打、OPS.939の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たすと、2019年には33本塁打、92打点をマーク。2020年にはオールMLBのセカンドチームに外野手部門で選出された強打の左打者だ。

 キム・ヘソンは、韓国プロ野球(KBO)を代表する二塁手。ゴールデングラブ賞を4度受賞し、2023年にはワールド・ベースボール・クラシックの韓国代表として、エドマン(母親が韓国生まれ)とともに東京ドームでもプレー。2024年3月に行われた「MLBソウルシリーズ」の親善試合に出場したヘソンに対し、ドジャースは好印象を持ったと伝えられている。

 1番から左右の打者が順に並ぶ(エドマンは両打ち)ジグザグ打線が、今季もMLBを席巻する最強打線となるのか。ドジャースの強力打線がまもなくそのベールを脱ぐことになる。

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