Rソックスは大物三塁手獲得を狙うのか? 資金には余裕あり
2025.1.21 07:10 Tuesday
レッドソックスは救援左腕タナー・スコットに興味を示していたものの、獲得には至らなかった。今後も引き続きブルペン補強を模索していくとみられるが、地元メディア「MassLive」のクリス・コティーロ記者によると、ブルペン補強の優先順位は2番目であり、レッドソックスが最も優先しているのは「右打者の獲得」だという。移籍市場には、まだアレックス・ブレグマン(FA)、ノーラン・アレナド(カージナルス)という大物三塁手が残っているが、レッドソックスは獲得を狙うのだろうか。
コティーロ記者は、ブレグマンとアレナドについて「レッドソックスが獲得に動く可能性はあるものの、チームに完璧にフィットするわけではない」としている。長期契約を希望しているブレグマンが希望条件を引き下げたり、カージナルスがアレナドのトレードの条件を引き下げたりした場合には獲得に動く可能性も残されているが、主砲ラファエル・デバースが三塁にとどまることを望んでいるとの情報もある。ブレグマンを獲得して二塁手として起用するという選択肢もあるが、二塁にはクリスチャン・キャンベルというトップ・プロスペクトが控えており、有望株の出場機会をブロックするような補強はしたくないはずだ。
レッドソックスの現時点でのぜいたく税対象のペイロールは約2億1000万ドル。ぜいたく税の最初の基準額までは3100万ドルほどの余裕があり、ブレグマンやアレナドのような大物選手を獲得するスペースは残されている。しかし、チーム状況的には無理にブレグマンやアレナドを獲得する必要はないため、その資金的余裕をブルペン補強に回す可能性もありそうだ。
実際、レッドソックスはフィリーズからFAとなった救援右腕カルロス・エステベスの動向をチェックしていることが明らかになっている。FA市場には、ほかにもカービー・イェーツ、デービッド・ロバートソンといった実績十分のリリーバーが残っており、ケンリー・ジャンセンやクリス・マーティンが退団してブルペンがやや手薄になっているレッドソックスにとって、格好の補強ターゲットと言えるだろう。キャンプ開始までの残り1ヶ月ほどで、レッドソックスがどう動くか注目だ。