ブルージェイズの次の一手は? シャーザーやエステベスに興味
2025.1.21 07:43 Tuesday
昨オフは大谷翔平の獲得に失敗し、今オフもフアン・ソト、コービン・バーンズ、佐々木朗希など、争奪戦の敗退が続いていたブルージェイズだが、日本時間1月21日にようやく強打者アンソニー・サンタンデールの獲得に成功した。しかし、ブラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットの契約最終年となる重要なシーズンに向け、まだまだ補強は足りていない状況。打線のさらなる強化と並行して、先発・ブルペンの両方で実績のある投手の獲得を目指すことになりそうだ。
カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者によると、ブルージェイズはレンジャーズからFAとなっている名投手マックス・シャーザーに興味を示しているようだ。通算216勝&3407奪三振、サイ・ヤング賞3度という輝かしい実績を誇るシャーザーだが、40歳となった昨季は故障もあって自己最少の9試合しか登板できず。2勝4敗、防御率3.95、40奪三振と寂しい成績に終わった。ブルージェイズはケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、ボーデン・フランシスと先発4枚は揃っているものの、5番手が不在。シャーザーを獲得するのはチームにフィットすると言えそうだ。
ブルペンには今オフすでにFAでジェフ・ホフマンとジミー・ガルシア、トレードでニック・サンドリンを加えているが、タナー・スコットの争奪戦に敗れたブルージェイズはフィリーズからFAとなっている右腕カルロス・エステベスの動向をチェックしているようだ。現在32歳のエステベスは昨季エンゼルスとフィリーズで合計54試合に登板し、4勝5敗26セーブ、防御率2.45、50奪三振を記録。制球力が向上して安定感が増し、自己最高の成績を残した。エステベスに対しては複数の球団が興味を示していることが明らかになっている。
そして、メッツからFAになったままの大砲ピート・アロンソの動向も注目される。ブルージェイズは一時、アロンソを獲得してDHとして起用することを検討していたようだが、サンタンデール獲得後も引き続きアロンソ獲得を目指すかどうかは不透明。メジャー6年間で226本塁打を放ち、昨季は162試合で打率.240、34本塁打、88打点、OPS.788を記録したアロンソだが、メッツとの再契約交渉は事実上決裂し、他球団移籍が有力視されている。