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ドジャースがさらなるブルペン補強か 右腕イェーツと交渉中

2025.1.22 10:45 Wednesday

 佐々木朗希に続いてタナー・スコットを獲得したドジャースだが、今オフの戦力補強はまだ完了していないようだ。日本時間1月22日、複数の記者が報じたところによると、ドジャースはレンジャーズからFAとなったベテラン右腕カービー・イェーツと交渉中であり、獲得の可能性がかなり高まっているという。米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者によると、右腕マイケル・コペックが故障で開幕からの1ヶ月を欠場する可能性があり、それを受けてドジャースはイェーツ獲得に動いているとみられる。

 現在37歳のイェーツはパドレス時代にクローザーとして開花し、2019年には41セーブ、防御率1.19の好成績で最多セーブのタイトルを獲得。ところが、トミー・ジョン手術もあって2020~22年の3年間は低迷が続いた。しかし、2023年にブレーブスで61試合に登板して復活。昨季はレンジャーズのクローザーを務め、61試合で7勝2敗33セーブ、2ホールド、防御率1.17、セーブ失敗はわずか1度と安定感抜群のパフォーマンスを見せた。

 ドジャースのブルペンは、エバン・フィリップス、コペック、ブレイク・トライネン、ライアン・ブレイジャーの右腕4人、スコット、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダの左腕3人という非常にバランスの取れた強力な布陣。コペックに離脱の可能性があるとはいえ、ここにイェーツが加われば、すでに強力なブルペンがさらにアップグレードされることになる。他球団にとっては「脅威」の一言だろう。

 なお、ドジャースは今季のペイロールがすでにぜいたく税の最高基準額を超過しているため、イェーツに支払うサラリーには110%のぜいたく税が課せられることになる(たとえばイェーツが年俸1000万ドルなら、1100万ドルのぜいたく税が追加で発生する)。それでも補強を止めないドジャース。「よりよりチームを作る」という確固たる意志が感じられる今オフの戦力補強となっている。

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