ブルージェイズとアストロズがプロファー獲得に興味 米報道
2025.1.22 11:04 Wednesday
FA市場にはまだピート・アロンソやアレックス・ブレグマンといった大物が残っているが、昨季オールスター・ゲーム初選出を果たしたジュリクソン・プロファーが複数の球団から関心を集めているようだ。昨季パドレスでシルバースラッガー賞に輝いたプロファーは現在31歳。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、アンソニー・サンタンデール獲得後も外野陣に不安を抱えるブルージェイズ、カイル・タッカーを放出して外野陣が弱体化したアストロズがプロファーに興味を示しているという。
プロファーはレンジャーズ時代に球界ナンバーワン有望株として期待された選手。メジャー11年目の昨季はパドレスで158試合に出場して打率.280、24本塁打、85打点、10盗塁、OPS.839の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たしただけでなく、シルバースラッガー賞を受賞し、MVP投票でも14位にランクインした。かつてのトップ・プロスペクトがようやくその才能を開花させた形だ。
ブルージェイズはサンタンデールを5年契約で獲得。中堅には名手ドールトン・バーショがいるものの、サンタンデールとジョージ・スプリンガーを右翼とDHで併用する場合、左翼のレギュラーが不在となる。現有戦力ではネイサン・ルークスやウィル・ワグナーがレギュラー候補だが、プロファーを獲得できれば大きな戦力アップとなるのは間違いないだろう。
アストロズは今オフ、トレードでタッカーをカブスへ放出。現時点では中堅にジェイク・マイヤーズ、両翼のどちらかにチャス・マコーミックが入る布陣が予定されているが、外野の一角が空いている状況だ。元有望株のテイラー・トラメル、ユーティリティ・プレーヤーのマウリシオ・デュボンらがレギュラー候補となるが、タッカーだけでなくブレグマンも退団が確実となっており、プロファーを獲得して打線のアップグレードを狙いたい思惑は理解できる。
パドレスは財政的にプロファーとの再契約は難しい状況。ブルージェイズとアストロズのどちらかがプロファーを手に入れることになるのだろうか。