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イチローの「51」がマリナーズの永久欠番に 球団が正式発表

2025.1.22 10:43 Wednesday

 日本時間1月22日、イチローのアメリカ野球殿堂入りが決定し、マリナーズはイチローの背番号「51」を永久欠番とすることを発表した。マリナーズは永久欠番に関して、かなり高いハードルを設けており、全球団共通のジャッキー・ロビンソンの「42」を除くと、ケン・グリフィーJr.の「24」とエドガー・マルティネスの「11」だけ。イチローの「51」は球団史上3つ目(ロビンソンを含めると4つ目)の永久欠番となる。ランディ・ジョンソンとの同時欠番を予想する声もあったが、少なくとも現時点ではイチロー単独での欠番となるようだ。

 マリナーズは永久欠番に関して以下のような基準を設けている。

【1】マリナーズに5年以上在籍した殿堂入り選手
【2】マリナーズでキャリアの大部分を過ごし、殿堂入りに迫った選手

 グリフィーJr.とマルティネスは【1】をクリア。イチローも今回、アメリカ野球殿堂入りを果たしたことで【1】をクリアしたことになり、そのタイミングで永久欠番が決まった。

 イチローと同じ「51」を背負った剛球左腕ジョンソンも【1】をクリアしているが、ジョンソン自身が殿堂入りを果たしたタイミングでは永久欠番は発表されず。イチローの殿堂入りが決まったこのタイミングでも同時欠番にはならず、今後どこかのタイミングでイチローと連名の欠番になるのか注目される。

 2人の選手が1つの永久欠番を共有するケースは過去にもあり、たとえばカブスはファーガソン・ジェンキンスとグレッグ・マダックスの「31」、ナショナルズ(前エクスポズ)はラスティ・スタウブとアンドレ・ドーソンの「10」、ヤンキースはヨギ・ベラとビル・ディッキーの「8」が永久欠番となっている。また、例外的ではあるが、ヤンキースでは全球団共通の「42」がマリアーノ・リベラの背番号としても永久欠番になっている。

 マリナーズの発表によると、日本時間8月9~11日に「イチロー殿堂入りウィークエンド」を開催し、その2日目、日本時間8月10日に永久欠番セレモニーを行う予定だ。

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