プロスペクト遊撃手トップ10 レイズのウィリアムスが1位に
2025.1.22 14:38 Wednesday
米公式サイト「MLB.com」でプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、日本時間1月15日から2025年シーズン前のポジション別のプロスペクト・ランキングの発表をスタート。日本時間1月22日には第5弾として遊撃手トップ10が発表された。「MLBパイプライン」によると、後日発表予定のプロスペクト・ランキング全体トップ100には25人の遊撃手がランクインする予定。そのうち上位10人が今回、遊撃手トップ10として発表された形となる。
野手のプロスペクトは遊撃手からスタートし、最終的に二塁や三塁、外野にコンバートされるケースが多い。よって、プロスペクト・ランキング全体トップ100では基本的には遊撃手が占める割合がかなり高くなり、各球団の上位プロスペクトの多くは遊撃手に集中することになる。つまり、今回の遊撃手トップ10にランクインした選手たちは「トップ・プロスペクトのなかからさらに厳選された10人」というわけだ。
1位のカーソン・ウィリアムス(レイズ)は2021年ドラフト1巡目指名でレイズに入団。昨季はマイナーAA級で115試合に出場し、打率.256、20本塁打、69打点、33盗塁、OPS.821を記録した。強肩好守でマイナーのゴールドグラブ賞の受賞経験があり、昨年はプレミア12のアメリカ代表にも選出。将来的には「平均以上の攻撃力を持ったゴールドグラブ賞遊撃手」へと成長する可能性を秘めた逸材だ。
2位以下にも各球団のトップ・プロスペクトがズラリ。10位のジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)は昨季マイナー3階級合計で53試合に出場して打率.433をマークした安打製造機であり、今季のア・リーグ新人王候補にも挙げられている。そのウィルソンがトップ10にギリギリ名を連ねるという事実が、プロスペクト遊撃手の層の厚さを物語っていると言えるだろう。
「MLBパイプライン」が選出したプロスペクト遊撃手トップ10は以下の通り。
1 カーソン・ウィリアムス(レイズ)
2 ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)
3 マルセロ・メイヤー(レッドソックス)
4 セバスチャン・ウォルコット(レンジャーズ)
5 レオダリス・デ・ブリーズ(パドレス)
6 コルト・エマーソン(マリナーズ)
7 JJ・ウェザーホルト(カージナルス)
8 エイダン・ミラー(フィリーズ)
9 ケビン・マゴニグル(タイガース)
10 ジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)
なお、今後のプロスペクト・ランキングの公開予定は以下の通り(日付はすべて日本時間)。
1月23日 外野手
1月24日 左腕
1月25日 右腕と全体トップ100