English Español 韓国語

メッツは本当にアロンソとの再契約を見送るのか 番記者の見解は

2025.1.22 15:14 Wednesday

 メッツは本当に主砲ピート・アロンソとの再契約を見送るのだろうか。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、ディコモ記者がオーストラリアで休暇を過ごしているあいだも、アロンソの去就に関する問い合わせが絶えないという。ディコモ記者は「他球団への移籍が決まるまで、メッツ残留の可能性が消えることはない」としつつも「3年7000万ドル以上の契約を結ぶことはなさそうだ」とメッツがアロンソに対して適正価格以上のオファーを出すつもりがないことを伝えている。

「SNY」や「ニューヨーク・ポスト」、「ジ・アスレチック」など米メディアの報道によると、メッツのフロントオフィスはアロンソとの再契約を見送る意思を固めつつあるようだ。メッツはすでに3年7000万ドルの契約をオファー。アロンソはこれに難色を示しており、現時点では再契約に向けた交渉は進展していない。これを受け、メッツはジェシー・ウィンカーと再契約を結び、A・J・ミンターも獲得。アロンソ用の予算をほかの補強に振り分けている状況であり、もはやアロンソとの再契約は現実的ではないのかもしれない。

 メッツには正三塁手マーク・ビエントスを一塁にコンバートし、三塁をブレット・ベイティ、ロニー・マウリシオといった若手に競わせるプランがある。もちろん、過去6年間で226本塁打を放っているアロンソの長打力は魅力的ではあるものの、OPSは2年連続で下降。守備・走塁面の貢献も期待できない選手であり、メッツは無理をしてまで再契約をしたいとは考えていないようだ。

 今オフのメッツはフアン・ソトと結んだ大型契約ばかりが注目されるものの、これはヤンキースをはじめとした他球団とのマネーゲームが繰り広げられた結果である。デービッド・スターンズ編成本部長はブリュワーズ時代から堅実な補強を展開する人物で、今オフもここまで適正な価格で的確な補強を行っている。メッツにはアロンソと再契約を結ぶための資金力がないわけではない。スターンズ編成本部長が率いるフロントオフィスは、アロンソに対して「適正価格以上の契約は結ばない」というスタンスを貫いているだけなのだ。

spotvnow