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エンゼルスが元首位打者ティム・アンダーソンとマイナー契約

2025.1.23 09:28 Thursday

 日本時間1月23日、米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者が報じたところによると、エンゼルスは昨年7月にマーリンズを解雇されてFAとなっていたティム・アンダーソンとマイナー契約を結ぶことで合意したようだ。ホワイトソックス時代の2019年に首位打者のタイトルを獲得し、その年から4年連続で打率3割をマークしたアンダーソンだが、過去2年間は極度の打撃不振。新天地エンゼルスでは招待選手の立場から開幕ロースター入りを目指すことになる。

 現在31歳のアンダーソンは2013年ドラフト1巡目指名でホワイトソックスに入団し、2016年にメジャーデビュー。3年目の2018年に「20-20」を達成すると、翌2019年には打率.335、18本塁打、56打点、17盗塁、OPS.865とブレイクを遂げ、首位打者のタイトルを獲得した。

 短縮シーズンの2020年も打率.322、10本塁打、21打点、5盗塁、OPS.886と好成績を残し、シルバースラッガー賞に輝いたほか、MVP投票では7位にランクイン。2021年は打率.309、2022年も規定打席不足ながら打率.301をマークし、2年連続でオールスター・ゲームに選出された。

 ところが、ホワイトソックスとの契約最終年となった2023年は打率.245、わずか1本塁打、OPS.582と大不振。年俸1400万ドルの球団オプションを破棄されてFAとなり、1年500万ドルでマーリンズへ移籍した。しかし、新天地で迎えた昨季も打率.214、0本塁打、OPS.463と打撃成績の下降が止まらず、7月上旬に解雇。それ以降は無所属の状態が続いていた。

 ホワイトソックス時代にスター遊撃手として活躍したアンダーソンだが、エンゼルスには若き正遊撃手ザック・ネトがおり、アンダーソンがネトからポジションを奪うことは考えにくい。二塁や三塁もこなす内野のユーティリティとして開幕ロースター入りを目指すのが現実的な路線だと思われる。スコット・キンガリーらがライバルとなるが、メジャー復帰のためにはかつての打力を取り戻す必要があるのは間違いないだろう。

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