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ドジャースが右腕ブレイジャーのトレード放出を検討 米報道

2025.1.23 09:45 Thursday

 タナー・スコットと4年7200万ドルで合意したことが明らかになり、カービー・イェーツとも合意に向けた最終段階を迎えているとみられるドジャースだが、ブルペンの大型補強が進むなかで、ロースターの枠を空けるためにライアン・ブレイジャーのトレード放出を検討しているようだ。現在、ドジャースの40人枠は1つしか空いておらず、スコットとイェーツの両方を登録するためには誰かを外さなければならない。米メディアの報道によると、ドジャースはブレイジャーのトレードについて、他球団と交渉を行っているという。

 現在37歳のブレイジャーはメジャー8年目の昨季、右ふくらはぎ痛による長期離脱があったため29試合(うち4先発)のみの登板にとどまったが、1勝0敗、6ホールド、防御率3.54とまずまずのピッチングを披露。ポストシーズンでも8試合(うち2先発)に登板してチームに貢献した。レッドソックス時代の2018年に続いて昨季は自身2度目のワールドシリーズ制覇を達成し、経験豊富な右腕である。

 ブレイジャーはドジャースと2年900万ドルの契約を結んでおり、今季の年俸は450万ドル。決して高額ではないため、ブルペンの補強を目指す球団から多数のオファーが届いても不思議ではない。ドジャースとしては、ブレイジャーの放出先が見つからずに困ることはないと思われる。

 もしドジャースがスコットに続いてイェーツの獲得にも成功すれば、予想されるブルペンの布陣は、イェーツ、ブレイク・トライネン、エバン・フィリップス、マイケル・コペックの右腕4枚、スコット、アレックス・ベシア、アンソニー・バンダの左腕3枚という非常に強力なメンバーとなる。クローザー経験者も多く、試合終盤の継投は盤石となるだろう。

 なお、予想されるブルペンのメンバーのうち、コペックは右前腕の炎症を抱えており、今季の開幕に間に合わない可能性があることが報じられている。ドジャースがスコットとの合意後にイェーツ獲得に動いているのは、コペックの状態に不安があることも理由となっているようだ。幸いにも長期離脱は避けられる見通しであり、層の厚いドジャースのブルペンにとって、それほど大きなダメージにはならないと思われる。

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