ブレーブスがプロファーの獲得を発表 3年総額4200万ドル
2025.1.24 09:20 Friday
日本時間1月24日、ブレーブスはパドレスからFAとなっていたジュリクソン・プロファーと3年4200万ドルの契約を結んだことを発表した。年俸は今季が1200万ドル、2026年と2027年は1500万ドルで、サラリーの1%はブレーブス基金に寄付される。ブレーブスは故障離脱中のロナルド・アクーニャJr.が今季開幕には間に合わない見込みだが、アクーニャJr.が復帰すると、左翼プロファー、中堅マイケル・ハリス2世、右翼アクーニャJr.という球界屈指の外野陣が形成されることになる。
現在31歳のプロファーはキュラソー出身の元トップ・プロスペクト。メジャー11年目の昨季はパドレスで158試合に出場して打率.280、24本塁打、85打点、10盗塁、出塁率.380、OPS.839という自己最高の成績を残し、オールスター・ゲーム初選出を果たしただけでなく、シルバースラッガー賞も初受賞した。ブレーブスは昨季、新加入のジャレッド・ケルニックが正左翼手に起用されてOPS.679と期待を裏切ったため、プロファーの加入は大きな戦力アップとなりそうだ。
ブレーブスは今オフここまで目立った補強がなかったが、1月下旬になってようやくプロファーを獲得。左ひざ前十字靭帯断裂からのリハビリを進めているアクーニャJr.は今季の開幕に間に合わない見込みだが、左翼プロファー、中堅ハリス2世で外野の2枠は確定した。アクーニャJr.が復帰するまでのあいだ、右翼には左打ちのケルニックと右打ちのブライアン・デラクルーズがプラトーンで起用される可能性が高い。
プロファーにとって、ブレーブスはキュラソー出身の大先輩アンドリュー・ジョーンズが全盛期を過ごしたチームでもある。ジョーンズはメジャーデビューからの12年間をブレーブスで過ごし、368本塁打、1117打点、10年連続ゴールドグラブ賞など、不動の正中堅手として活躍。2005年には本塁打と打点の二冠に輝き、MVP投票では自己最高の2位に入った。殿堂入り投票では有資格8年目の今年、得票率66.2%を記録。早ければ来年、遅くとも有資格最終年の再来年までに殿堂入りすることが有力視されている。