English Español 韓国語

プロスペクト左腕トップ10 Wソックス勢が1位・2位を独占

2025.1.24 10:50 Friday

 米公式サイト「MLB.com」でプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、日本時間1月15日から2025年シーズン前のポジション別のプロスペクト・ランキングの発表をスタート。日本時間1月24日には左腕トップ10と右腕トップ10が発表され、全ポジションのトップ10が出揃った。左腕トップ10は、ノア・シュルツとヘイゲン・スミスのホワイトソックス勢が1位・2位を独占。これは「MLBパイプライン」のポジション別プロスペクト・ランキングの15年の歴史のなかで2度目の快挙だという。

 1位に選ばれたシュルツは2022年ドラフト1巡目指名でホワイトソックスに入団。身長206センチの大型左腕で、昨季はマイナーA+級とAA級で合計23試合に先発して88回1/3を投げ、0勝4敗、防御率2.24、115奪三振をマークした。殿堂入りのランディ・ジョンソンと比較される大型左腕であり、90マイル台後半の速球とスライダーが武器。まだ育成途上だが、今後の成長が楽しみな逸材だ。

 2位のスミスは昨年のドラフト全体5位指名でホワイトソックスに入団。まだマイナーでは3試合しか登板していないが、最速100マイルの速球とキレのあるスライダーを武器に、シュルツとともに将来の先発ローテーションを担う存在として期待される。ちなみに、同じ球団の2選手が同じポジションの1位・2位を独占するのは、2021年にマリナーズのフリオ・ロドリゲスとジャレッド・ケルニックが外野手トップ2を独占して以来のことである。

「MLBパイプライン」が選出したプロスペクト左腕トップ10は以下の通り。

1 ノア・シュルツ(ホワイトソックス)
2 ヘイゲン・スミス(ホワイトソックス)
3 トーマス・ホワイト(マーリンズ)
4 クイン・マシューズ(カージナルス)
5 ジャクソン・フェリス(ドジャース)
6 キャム・カミニティ(ブレーブス)
7 ジャスティン・ロブレスキー(ドジャース)
8 カーソン・ウィゼンハント(ジャイアンツ)
9 アレックス・クレミー(ナショナルズ)
10 ロビー・スネリング(マーリンズ)

 なお、あす日本時間1月25日には2025年シーズン開幕前のプロスペクト・ランキング全体トップ100が発表される予定となっている。

spotvnow