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ツインズがシース獲得に興味か パドレスは捕手の補強を狙う

2025.1.24 12:51 Friday

 球団売却を控えている影響か、今オフここまでほとんど動きがないツインズだが、米メディア「ジ・アスレチック」の報道によると、ディラン・シース(パドレス)をトレードで獲得することに興味を示しているようだ。ツインズからトレードの打診を受けたパドレスは、正捕手候補としてクリスチャン・バスケスの獲得を希望している模様。ただし、2年間不振が続いているバスケスは今季の年俸が1000万ドルと決して安くはないため、ツインズ側の年俸負担も含め、今後このトレード交渉がどのように展開していくか注目される。

 パドレスは今オフ、ペイロール削減の必要に迫られている。今季のポストシーズン進出を狙うのであれば、エース格のシースを放出するという選択肢はないはずだが、FA前の最終年を迎えているシースの年俸は1375万ドル。シースを放出すれば、ペイロール削減の目標達成に大きく前進することになる。こうした状況もあり、関係者のなかには「パドレスのA・J・プレラー編成本部長にはシースを放出しないという選択肢はないはずだ」と話している者もいる。

 パドレスはカイル・ヒガシオカがFAで退団し、今オフは正捕手候補の獲得を最優先事項としている。そこでツインズの控えに甘んじているバスケスに目を付けたようだ。パドレスの関係者は「ルイス・キャンプサーノよりバスケスのほうが上」と評価しており、シースのトレードに絡めてバスケス獲得を狙っているとみられる。ただし、ペイロール削減が必要なパドレスにとって、バスケスの年俸1000万ドルは決して安くはない。トレード成立のためには、ツインズがバスケスの年俸の大部分を負担することが必要になるだろう。

 また、佐々木朗希の争奪戦に敗れたパドレスにとって、シースの放出は先発ローテーションに穴が開くことを意味する。場合によっては、ツインズから即戦力の先発投手を1人獲得することも検討されるだろう。当然ながらシースとバスケスの1対1のトレードにはならない可能性が高く、年俸負担はどうなるのか、ほかにどの選手が含まれるのか、大型トレードに発展する可能性もあるため、今後の展開には大きな注目が集まりそうだ。

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