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ナショナルズが小笠原と2年契約 譲渡金は約1億円との報道

2025.1.25 09:25 Saturday

 日本時間1月25日、日本プロ野球の中日ドラゴンズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた小笠原慎之介はメジャー球団との交渉期限を迎え、ナショナルズとの2年契約が発表された。ナショナルズの日本人選手は、前身のエクスポズ時代も含めると、伊良部秀輝、吉井理人、大家友和に次いで4人目だが、日本から直接ナショナルズに入団するのは小笠原が初めて。AP通信によると、契約条件は2年350万ドルで、中日への譲渡金は70万ドル(約1億円)となるようだ。

 現在27歳の小笠原は2015年ドラフト1位で中日に入団。高卒ルーキーながら1年目から一軍のマウンドに立ち、6年目の2021年に初めて規定投球回をクリア。翌2022年には自身初の2ケタ勝利を挙げ、10勝8敗、防御率2.76の好成績を残した。昨季は5勝11敗と大きく負け越したものの、4年連続で規定投球回に到達し、防御率3.12を記録。プロ野球9年間の通算成績は46勝65敗、防御率3.62となっている。

 ナショナルズの先発候補は、マッケンジー・ゴア、ジェイク・アービン、ミッチェル・パーカー、トレバー・ウィリアムス、マイケル・ソロカ、DJ・ハーズ、若手有望株ケイド・カバリといった顔ぶれ。エース格のジョザイア・グレイはトミー・ジョン手術で長期離脱中だ。昨季2ケタ勝利を挙げたゴアとアービン、安定感のあるベテランのウィリアムスはローテ入り当確とみられるが、小笠原は残りの2~3枠をめぐってパーカー、ソロカ、ハーズ、カバリらと競争することになると予想される。

 なお、ナショナルズは小笠原獲得に伴い、ロースターの枠を空けるために左腕ジョー・ラソーサをDFAしたことを発表。現在26歳のラソーサはWBCイタリア代表として侍ジャパンを相手に登板したことがあり、2023年にレイズでメジャーデビュー。昨季はナショナルズで16試合に登板し、防御率4.58、被打率.258、WHIP1.25を記録していた。

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