FAのブレグマン 少なくとも3球団から長期契約のオファー
2025.1.25 10:51 Saturday
オフシーズンが始まって数ヶ月が経ち、スプリング・トレーニングの開始が迫るなか、アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンはまだ市場に残っている。しかし、ブレグマン陣営は短期契約には興味を示しておらず、希望通りの長期契約を結ぶことを引き続き狙っているようだ。そんななか、地元メディア「KPRC2」のアリー・アレクサンダー記者が報じたところによると、今オフ中にブレグマンのもとには少なくとも3球団から5年以上の長期契約のオファーが届いているという。
各球団からブレグマンへのオファーがいつ行われたかは定かではないが、再契約を目指すアストロズを含め、ブレグマンとの長期契約を検討している球団が複数あることだけは間違いない。総額2億ドル前後の大型契約を希望しているとみられるブレグマンだが、アストロズからの再契約オファーは6年1億5600万ドルだったことが明らかになっている。アストロズは現在、セットアッパーのライアン・プレスリーの放出を画策し、ブレグマンを引き留めるための資金を捻出しようとしているところだ。
現在30歳のブレグマンは2015年ドラフト全体2位指名でアストロズに入団し、翌2016年にメジャーデビュー。不動の正三塁手としてアストロズの黄金期を支え、打率.296、41本塁打、112打点、119四球、OPS1.015という自己最高の成績を残した2019年にはMVP投票で2位となった。直近3年間はいずれも20本以上の本塁打を放ち、昨季は145試合に出場して打率.260、26本塁打、75打点、OPS.768を記録。自身初のゴールドグラブ賞に輝いた。
アストロズはすでにクリスチャン・ウォーカーとイサーク・パレイデスを獲得し、内野の両コーナーを埋めているが、ブレグマンと再契約を結んだ場合、パレイデスを二塁に回し、チームの看板選手であるホセ・アルトゥーベを守備負担軽減のために左翼にコンバートするプランがあるとみられる。アストロズがブレグマンと再契約できるかどうかは、プレスリーのトレードの動向次第だと思われるが、今後の動きに注目だ。