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歴代の全体1位プロスペクトをランク付け 1位はゲレーロJr.

2025.1.25 12:10 Saturday

 日本時間1月25日、米公式サイト「MLB.com」でプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2025年シーズン開幕前のプロスペクト・ランキング全体トップ100を発表した。1位には佐々木朗希(ドジャース)が選ばれたが、これにより「MLBパイプライン」がプロスペクト・ランキングの発表を開始した2004年以降、22人目の「球界ナンバーワン有望株」が誕生したことになる。ジョナサン・メヨ記者は、この22人をランク付けしている。

 メヨ記者がこれまでの「球界ナンバーワン有望株」のなかのナンバーワンに選んだのはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)だ。2018年シーズン途中と2019年シーズン開幕前のランキングで全体1位となったゲレーロJr.は、マイナー時代からその打撃力に高い評価が与えられ、「MLBパイプライン」が史上初めて、打撃評価に最高の「80」を与えたプロスペクトだった。

 現役ナンバーワン選手として活躍中の大谷翔平(ドジャース)が2位、今年のプロスペクト・ランキング全体トップ100で1位に選ばれた佐々木は4位にランクイン。2人の日本人選手のあいだ、3位にはワンダー・フランコ(レイズ)がランクインしているが、未成年者との不適切行為疑惑によって2023年シーズンを最後にメジャーの舞台から姿を消しており、メジャー復帰は絶望的とみられている。

 メヨ記者によるランキングは以下の通り(カッコ内は全体1位に選ばれた時期を表す)。

1 ブラディミール・ゲレーロJr.(2018途中~2019開幕前)
2 大谷翔平(2018開幕前)
3 ワンダー・フランコ(2019途中~2021開幕前)
4 佐々木朗希(2025開幕前)
5 バイロン・バクストン(2013途中~2015途中)
6 ジャクソン・ホリデイ(2023途中~2024途中)
7 デルモン・ヤング(2005開幕前~2007開幕前)
8 マイク・トラウト(2011開幕前)
9 ボビー・ウィットJr.(2022開幕前)
10 アドリー・ラッチマン(2021途中)
11 ジョー・マウアー(2004開幕前)
12 ヨアン・モンカダ(2017途中)
13 デービッド・プライス(2009開幕前)
14 ガナー・ヘンダーソン(2023開幕前)
15 マット・ムーア(2012開幕前)
16 アレックス・ブレグマン(2016途中)
17 フランシスコ・アルバレス(2022途中)
18 アンドリュー・ベニンテンディ(2017開幕前)
19 ジェイソン・ヘイワード(2010開幕前)
20 コリー・シーガー(2016開幕前)
21 ジュリクソン・プロファー(2012途中~2013開幕前)
22 ジェイ・ブルース(2008開幕前)

 全体1位プロスペクトを時系列で整理すると以下の通り(シーズン途中にランキングが更新されるようになったのは2012年から)。

2004開幕前 マウアー
2005開幕前 ヤング
2006開幕前 ヤング
2007開幕前 ヤング
2008開幕前 ブルース
2009開幕前 プライス
2010開幕前 ヘイワード
2011開幕前 トラウト
2012開幕前 ムーア
2012途中 プロファー
2013開幕前 プロファー
2013途中 バクストン
2014開幕前 バクストン
2014途中 バクストン
2015開幕前 バクストン
2015途中 バクストン
2016開幕前 シーガー
2016途中 ブレグマン
2017開幕前 ベニンテンディ
2017途中 モンカダ
2018開幕前 大谷
2018途中 ゲレーロJr.
2019開幕前 ゲレーロJr.
2019途中 フランコ
2020開幕前 フランコ
2020途中 フランコ
2021開幕前 フランコ
2021途中 ラッチマン
2022開幕前 ウィットJr.
2022途中 アルバレス
2023開幕前 ヘンダーソン
2023途中 ホリデイ
2024開幕前 ホリデイ
2024途中 ホリデイ
2025開幕前 佐々木

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