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メッツがアルゾライと2年間のマイナー契約 8月にTJ手術

2025.1.25 12:57 Saturday

 米メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者が報じたところによると、メッツはカブスからノンテンダーFAとなっていた右腕アドバート・アルゾライと2年間のマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。2023年にカブスのクローザーを務め、自己最多の22セーブを挙げたアルゾライだが、昨季は5月中旬に右前腕を痛めて長期離脱。8月にはトミー・ジョン手術を受けた。メッツとマイナー契約を結ぶ2年間でリハビリを済ませ、メジャー復帰を目指すことになる。

 現在29歳のアルゾライはベネズエラ出身の右腕。2013年3月にカブスと契約し、2019年にメジャーデビューを果たした。当初は先発投手として起用され、2021年は自己最多の125回2/3を投げて5勝13敗1セーブ、防御率4.58、128奪三振を記録。しかし、翌2022年は右肩を痛めて長期離脱し、9月に復帰してリリーフで好投したため、それ以降も引き続きリリーバーとして起用されることになった。

 2023年はキャリアハイのシーズンを過ごし、58試合に登板して64イニングを投げ、2勝5敗22セーブ、7ホールド、防御率2.67、67奪三振の好成績をマーク。しかし、2023年シーズン終盤あたりから右前腕の状態が思わしくなく、昨季は18試合に登板したところで故障者リスト入り。その後トミー・ジョン手術を受けてシーズン終了となり、1勝4敗4セーブ、1ホールド、防御率4.67に終わった。

 カブスとしてはアルゾライをキープしておくという選択肢もあったが、最終的には11月にノンテンダーFAを決断。2026年シーズンの復活を期待するメッツが2年間のマイナー契約をオファーし、合意にこぎつけた形となる。メッツとしては、アルゾライが復活できなくても大きな痛手にはならず、2023年のようなピッチングを取り戻せば儲けもの。ローリスクでハイリターンを期待できる契約となりそうだ。

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