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アストロズ・プレスリー 「残留」と「カブス移籍」の二択に

2025.1.26 11:46 Sunday

 アストロズはアレックス・ブレグマンと再契約するための資金を捻出するためにセットアッパーのベテラン右腕ライアン・プレスリーのトレード放出を画策しており、カブスと暫定的に合意したとみられている。しかし、プレスリーは全球団に対するトレード拒否権を持っているため、アストロズがトレードを成立させるためにはプレスリーの同意が必要。アストロズはトレード拒否権を破棄してトレードを受け入れるよう、プレスリーに対して要請を行ったようだ。ベテラン右腕の決断に注目が集まっている。

 現在36歳のプレスリーは3年契約の3年目を迎えており、今季の年俸は1400万ドル。2018年シーズン途中にツインズから移籍し、セットアッパーとして活躍したあと、2020年からクローザーを務めてきたが、昨季はジョシュ・ヘイダーが加入したため、5年ぶりにセットアッパーに戻って25ホールドを記録した。通算112セーブ&104ホールドの実績を誇り、ブルペン補強を目指す複数の球団が興味を示していたことが明らかになっている。

 プレスリー争奪戦にはカブス、タイガース、ブルージェイズが加わっていたとみられる。しかし、テキサス州ダラス出身のプレスリーは中地区以外の球団への移籍を拒否したため、ブルージェイズは早々に撤退を強いられることに。その後、タイガースも争奪戦から手を引き、プレスリーがトレード拒否権を破棄した場合の移籍先はカブスに絞られた。

 カブスは実績のあるクローザーが不在という問題を抱えており、タナー・スコットの争奪戦に加わったものの、ドジャースに敗れた。現在はカルロス・エステベス、カイル・フィネガン、デービッド・ロバートソンらに興味を示しているようだが、コディ・ベリンジャーを放出したことで資金面にはある程度の余裕があるため、年俸1400万ドルのプレスリーを譲り受けることに前向きな姿勢を示している。プレスリーは「アストロズで引き続きセットアッパーを務める」または「カブスでクローザーを務める」という二択から自身の意思で決断を下すことになる。

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