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アストロズ ブレグマン残留とアルトゥーベ左翼転向が有力に

2025.1.27 09:57 Monday

 アストロズはFAとなったアレックス・ブレグマンとの再契約を諦めず、資金捻出のためにセットアッパーのベテラン右腕ライアン・プレスリーの放出を画策していたが、日本時間1月27日、プレスリーがトレード拒否権を破棄してカブス移籍に同意したことが明らかになった。これにより、アストロズはブレグマンと再契約を結ぶことが有力に。また、ブレグマン残留に伴い、正二塁手ホセ・アルトゥーベは左翼へコンバートされることになりそうだ。

 アストロズは昨季終了後、不動の正三塁手としてチームの黄金期を支えてきたブレグマンがFAとなった。6年1億5600万ドルの再契約オファーを提示したことが明らかになっているが、2億ドル規模の大型契約を狙うブレグマンはこれを拒否。しかし、高望みしすぎたのか、現在に至るまで契約は決まっておらず、アストロズのデイナ・ブラウンGMも「この時期まで彼が市場に残っているとは思っていなかった」と率直な感想を語っている。

 ブレグマンの穴埋めが必要になったアストロズは、まずノーラン・アレナド(カージナルス)の獲得に向けてトレード交渉。球団間で合意に達したものの、トレード拒否権を持つアレナドがアストロズ移籍を拒否した。その後、FAの強打者クリスチャン・ウォーカーと3年6000万ドルの契約を結び、FAまで残り1年となった強打者カイル・タッカーをカブスへ放出してイサーク・パレイデスら3選手を獲得。一塁ウォーカー、二塁アルトゥーベ、三塁パレイデス、遊撃ジェレミー・ペーニャと内野のレギュラーが固まったため、ブレグマン残留の可能性は事実上消滅したとみられていた。

 ところが、米メディアの報道によると、アストロズはブレグマンに提示した6年1億5600万ドルの再契約オファーを現在も取り下げていないという。プレスリー放出により、再契約オファーを多少増額できるため、ブレグマンがアストロズに残留する可能性はかなり高くなったと言える。アストロズはブレグマンと再契約した場合、パレイデスを正二塁手として起用し、アルトゥーベを左翼にコンバートする方針。これにより、主砲ヨーダン・アルバレスをDHに固定することも可能だ。

 ブレグマンとの再契約が無事に成立すれば、アストロズは地区5連覇に向けて、アルトゥーベ、アルバレス、ブレグマン、ウォーカー、ヤイナー・ディアス、パレイデス、ペーニャらが並ぶ強力打線を形成することになる。

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